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藝大フィルハーモニア管弦楽団ーマーラー/交響曲第5番 嬰ハ短調 [コンサート]

 昨年のマーラー7番が素晴らしかったので、今年も5番を聴きたいと思った。昨年も同じことに感激したのだが、音の分離が良くて、各楽器の音が鮮明に聞き取れる。高関先生の音楽とオケとこのホールの組み合わせは格別だ。
 マラ5を聴くのは久しぶりだったが、実は20代中ごろ初めて弾いたマーラーのシンフォニーで、超難曲の初マーラー体験に感動し、それから10年以上、一番好きな曲だった。パート譜もよく記憶しており、この日もつい熱くなってしまった。後年オケで再挑戦のチャンスがあったが、思い残すことは多い。
 3楽章のホルンの1番がソリストとして、舞台前方へ出て、指揮者の方を向き、コンマスとの間に立って吹いた。上手だった。これはマーラーの指定とのこと。さすが高関先生、初めて見る光景だった。金管Hr・Tp・Tb、皆さん充実した音が良く通って見事だ。作曲途中に、グスタフとアルマが結婚したそうで、5楽章は幸せの絶頂のハイテンション、短調の箇所が全くないというのには気づかなかった。表情記号も、ドイツ語からイタリア語に変わり、すっかり明るい雰囲気になるとのこと。作品の成り立ちを知り、これからは、懐かしい曲になって行くと思う。
 藤倉大さんの腸内細菌の音楽は、聴いていて苦しいところがなく、軽い音が動きまわる様が美しい。腸内フローラという言葉が頭を過ぎった。
会場:東京藝術大学奏楽堂(大学構内)
指揮:高関 健

曲目
藤倉 大/Glorious Clouds
マーラー/交響曲第5番 嬰ハ短調
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