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2018 .5.旅の雑感 [ドイツ]

 今回の20日間の音楽の旅では、加齢による聴覚の低下なのか、大音量の音楽に出会わなかったことが印象的だったが、これは、聴衆の嗜好ばかりでなく、音楽へのアプローチの変化が公認されたというか、原典重視、楽譜の修正と改定の促進、楽譜通りの音の再現こそが、作曲家の意図であることが、広く受け入れられてきたからではないかと思う。この流れが始まって、10年以上たつが、昔の巨匠の自由な表現と違い、整然とした音楽の中に、指揮者の個性があり、指揮者が作曲家に自らを捧げる姿に感動を覚える。
 想定内の旅の不都合については、やはりインターネット接続だろう。勿論以前よりは遥かに進化しているが、昔はメールチェック程度だったものが、今は自国に居る時と同じような接続が欲しくなっている状態。なぜなら、DBが遅れたり、市営交通が止まったり、現地情報収集に、現地のアプリが有用だからだ。電車の接続が遅れたとき、焦らず次を見つけられる各都市の交通アプリは有難い。ミュンヘンでさすがと思ったのは、Sバーン工事の3日間の初日に到着日が当たってしまい、代替えとしては、地下鉄、バス、市電とあるので、やむを得ないと思ったが、その時、市営交通アプリは使えないと画面表示が出るが、Googleの検索では、見事にSバーン抜きの接続が出て来たことだ。店探しなど以前なら宿のフロントに尋ねたことも、ネット情報の方が確かなことがある。今回も親切なメガネ店探しでネットにお世話になった。宿でのネット接続が悪い場合、ショッピングモールのネットを利用した。安全性のレヴェルは分からないが、スーパーREWEのネットは素晴らしい。大きい店ならカフェが有るし、乗継に遅れたダルムシュタットでは、駅の通路にあるREWEの前に沢山のベンチが並んでおり、思わず顔がほころんだ。
 iPhoneは、一年前からドイツテレコムのデータ通信用のSIMカードに入れ替えているが、田舎では、意外と接続しなかった。一方、ICEのネットはいつの間にかより使いやすくなっていて良かったが、乗っている列車が何分遅れか、詳細は自分でチェックせよと言わんばかりだ。勿論一応車内掲示は出る。とはいえ、乗るまでは、五感を働かせることが基本で、遅延やホーム変更の第一報は、耳から来る。そして夜のRE、S-Bahn、地下鉄はどうだっただろうか、車内放送が無くなるので、夜の景色に見慣れておくことは、今なお大事なことだ。
 便利になったミュンヘンの日曜日、中央駅の地下など、お店がほとんど開いていて驚いた。以前はパン屋さんは皆休んでいたが、もう以前のような心細さは無くなった。
 一つ失敗談、DHLの郵便小包を本番翌日、フランクフルト中央駅内のポストからミュンヘンの友人宅に発送した。乗り換えの合間でちょっと焦っていたこともあったのだが、どうも送り先の郵便番号を書き間違えたらしく、アウグスブルクへ行ってしまい、一週間後私が帰国した日にやっと友人宅に届いた。日本の宅配便と違うところは、送り状の一枚目は無く、控えが無いということだ。追跡番号で検索できるが、届いてみるまで、自分の過ちがわからない。電話での問い合わせも基本的には無い。日本人的には、郵便番号だけの間違えで、相手の電話番号も書いてあり、追跡段階で自分のメアドも入れたので、もっと早く反応してくれそうだものだと、期待してしまった。郵便局はいつも使っているが、今回始めて、事故が起こった。次回からは、発送前に送り状の写真を撮ろう。
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