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山崎伸子チェロ・リサイタル with 小菅 優 [コンサート]

 山崎先生が10年越しで取り組まれてきたリサイタルの10回目(最終回)は、昨年末行われるはずだったものが、延期になっていた。私は第1回目から、都合7~8回くらいは聞いているはずだ。
 ピアニストは毎回違うが、小菅優さんは前にも共演されていて、最終回にも出演されたということは、とても気が合うのだろう。さらに先を展望した、素晴らしいお二人の共演だった。
 これまでの、とてもエネルギッシュな演奏と比べ、今日は穏やかで優しかった気がする。確信はないが、バッハ無伴奏は弓を換えていたのか、柔らかい音だった。お弟子さんたちの活躍に触発されたような、生き生きした6番だった。
 よく響く紀尾井ホールで、最高級の楽器の音色を堪能し、ご自身もこの10年を回想しながら、ラフマニノフを演奏されたと、ご挨拶された。ノスタルジックなラフマニノフが今の心境に合っているのか、アンコールもラフマニノフの小品2曲だった。
 いつものようにチェロを背負ったお弟子さたちがたくさん集まっていたが、10年の間に顔ぶれも変わり、現役のプロオケ首席の方々のお顔も見えた。立派に羽ばたいていった弟子のひとり、岡本侑也さんは、いよいよ来週エリザベートコンクールの本選に挑む。

出演者:山崎伸子(Vc),小菅 優(Pf)曲目J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第6番ニ長調BWV1012,マルティヌー:チェロ・ソナタ第1番H.277,ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調Op.19
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