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新国立劇場-ワルキューレ [オペラ(国内)]

 長丁場のため平日でも17時開演だが、ほぼ満席で結構なことだ。入口にSPがたくさんいて、浩宮様がいらっしゃるということはすぐ分かった。(4階4列目なので席から見えない)
 多少早目に着いたので、5階の情報センターに行ったが、16:35頃下りのエレベーターが規制に引っ掛かって止まっている。受付へ戻って階段はどこか聞くと、非常用で普段はカギが掛かっているので、動くまで待つよう言われるが、その対応で本当の非常時は大丈夫なのだろうか?
 公演については連れ合いがGPを既に見ており、感想はほぼ同感で、歌手には大変満足した。グールドは全く余裕だし、ジークリンデのジョゼフィーネ・ウェーバーは、最初フンディング家の女中かと思った見た目だが、いい声だ。ヴォータン、フリッカは外見、歌ともぴたりはまり、ブリュンヒルデのテオリンは、もっと気張るかと思っていたが、告知の場面など思いの籠った弱声で聴かせた。騎行のワルキューレ達は頑張ったが、体型も声量も併せてテオリンひとり分だ。
 オケには不満が残る。2幕や3幕序奏(騎行)は金管と打楽器が下品にうるさくて、弦が全く聞こえない。こういうのを好む人がいるのかもしれないが、ペトレンコと全く逆の方向性だ。告知の金管の弱音ソロも情けない限り。一方弦楽器は健闘していた。Vnは対抗配置で、Bsを下手側に置くなど工夫している。後半2作のオケが変わるというのは本当なのだろうか?
 演出は穏健で余計な情報が無くて良かったのでは?ブリュンヒルデが昔ながらの甲冑、兜、盾、槍で武装している衣装は、最近は珍しいのではないか。羽根飾りの色が変わるなど、細かいこともやっている。
 1幕フンディング家の家来が黙役で何人か出ているが、2幕ジークムントとの対決の場面では、フンディングひとりなのは何故なのだろう。逃げたか?どうでもいいが…(B)
 
指揮:飯守泰次郎
演出:ゲッツ・フリードリヒ
ジークムント:ステファン・グールド
フンディング:アルベルト・ペーゼンドルファー
ヴォータン:グリア・グリムスレイ
ジークリンデ:ジョゼフィーネ・ウェーバー
ブリュンヒルデ:イレーネ・テオリン
フリッカ:エレナ・ツィトコーワ
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
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