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新国立劇場ートスカ [オペラ(国内)]

 2000年プレミエから今年で6回目の公演、以前はトスカ公演が待ち遠しくて、何度も通い、友人にも勧めたものだ。ヨーロッパでも幾つか見ているが、最初に見たウィーンの豪華さに負けない、大規模な舞台は、自分にとってスタンダードなトスカとして、これからも共に年を重ねて行きたいプロダクションだ。
 今回、4階階段D席だったため、せっかく舞台前の方で歌ってくれても、視界が塞がれる場面が多く、1幕最後のスカルピアと、2幕で動くトスカがよく見えず残念だった。久しぶりのイタオペを聞いてみると、昔しつこいと感じていたプッッチーニが、あっさり、物足りない気がした。自分が変わってしまったのだ。
 でも、主役3人の美声はイタリアの明るさと、プッチーニの激しさを思い出させてくれた。トスカのオケは、いつも東フィルだが、今回もやはり音がカラッとせず、どんよりした日本的な音に感じられた。日本人のメンタリティなのか、劇場の特徴なのか、音が上へ飛んでいかず、直ぐ落ちてくるようだと、いつも感じる音だった。(G)
トスカ マリア・ホセ・シーリ 
カヴァラドッシ ホルヘ・デ・レオン スカルピア ロベルト・フロンターリ アンジェロッティ 大沼 徹
スポレッタ 松浦 健 シャルローネ 大塚博章 堂守 志村文彦 看守 秋本 健 羊飼い 前川依子
指揮エイヴィン・グルベルグ・イェンセン 演出アントネッロ・マダウ=ディアツ
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