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NNTT Young Opera Singers Tomorrow 2015 [コンサート]

 新国立劇場オペラ研修生のガラ・コンサートを中劇場へ聞きに行った。随分以前にも同様の催しを聞いたと思うが、その時は、一曲歌うのもやっとという印象で、とてもオペラ全曲歌うのは苦しそうな方もいた。久しぶりに来てみて、皆さん残らず声に余裕があったのは、嬉しい驚きだった。
 個性を生かした、珍しい曲が披露され、一年次で、ドニゼッティを歌った大藤さんは、声の表情があり、ドリーブ砂田さんはコロンラトゥーラが美しく、3年次種谷さんプーランクは、演技も交え、総合力があり、全曲聴いてみたいソプラノだ。
 ドイツで、マスタークラスを何度か聞いた経験から思うのは、声が出たら、次は言葉の表情を現地でみっちり学び、更に躍進してもらえたらいいなということだ。(G)
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 将来のスターを聞いておくのは興味深いし、実際なかなかの人もいた。しかしこうしてひとり1曲ずつ歌う形式だと、男声は不利だ。見た目(服装)も地味だし、曲も限られる。特にバスの方はかわいそうだ。
 客側から見ると、お弟子さん発表会のような形式より、どうせならアンサンブルをやるとか、舞台衣装を着るとか変化があったほうが受けるのではないか。せっかくの機会なのだから、知り合い・親戚ばかりより、一般の人も興味を持つような企画が好ましいし、動員にも有利だ。
 苦言だが、遅れた客が曲間にバラバラ入ってくるのは全く失礼だ。最近こんなにルーズなコンサートは珍しい。休憩まで待ってもらうか、人を入れていない2階席を取りあえず使うのが常識だろう。
 衣装と言えば、最初の全員紹介の際、華やかなドレスの女声の中、ひとりだけパンツルックの方がいて驚いたが、曲を聴いて納得。(アリアドネの作曲家)選曲のセンスが良いし、歌唱も必死な感じが良く出ていて感心した。(B)
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