SSブログ

Schafberg再び [オーストリア]

 昨年夏はレンタカーでザルツカンマーグートを回ったが、今年はザルツブルクからバスと船を利用し、SchafbergBahnで頂上へ来た。
 この頂上は晴れていれば360度の眺望を我ものとできる。昨年は寒くて、風が強くて、時たま雲の切れ目からヴォルフガングゼーがちらっと見える程度で、裏側はほとんど見えなかった。そこで今年は、山頂のホテルに一泊して山歩きをすることにした。もちろん全てお天気次第だが。
 朝はあいにく雨模様、早朝ザルツブルクを出発し、7時過ぎにはザンクトギルゲンに到着した。船は9時発なので、まずはコーヒータイム。町のベッカライ・コンディトライで軽食をとった。朝の7時なのに、もうケーキ類まで並んでいて、途中でご主人が出来立てのロールケーキを運んできた。尋ねてみると全部朝作っているというので、びっくり。町の人が次々に買いに来て、体格のよいおばあさんが手づかみでパンを袋に入れていた。すると突然二人の男性がバスローブで買い物かごを下げて入っててきた。ホテルの宿泊客なのだろかと不思議に思った私たちに答えるように、泳いできたんだとバスローブのおじさんに言われた。
 船を待っているとどんどん雨がひどくなってくる。やっと乗船、するとこの寒いのに湖で泳いでいる人がいるではないか。ひょっとしてさっきの人たちも、湖にいたのかもしれない。
 下船して、登山鉄道と宿泊がセットになっているチケットを買い、10時に出発。はじめは晴れてきて、これはラッキーと思ったら、突然雲の中へ入った。頂上も強風と雲の流れで視界も危ういほどだ。
 山歩きは早々にあきらめてすぐにホテルにチェックイン、リノヴィールトされた、きれいな部屋だった。12時近くになると、時々日がさすようになり、昨年のように雲の切れ目に下界が見えるようになった。
 今年は防寒対策は万全で、ヒートテックにフリース、ウィンドブレーカーに軍手。太陽と根比べだ。すると次第に天気が良くなり、12時半には360度見渡せるようになった。何と運がよいのだろう。ちょうど太陽が真上にあるので、谷をのぞき込むと、雲の中に円形の虹が見え、そこに自分の姿が写っており、手を降るとその影が動く不思議な天然現象に出合った。
 私は強風の中一時間以上山頂に居たが、時々は直接日の光の温もりにあやかることができるので、凍えるような冷たさは感じない。昨年の教訓が役立った。
 午後はまた天気が荒れたが、夕方6時から8時まで再び快晴。雲の間から光がさす天使の階段も見えて、山頂には私一人、何と幸せな贅沢な一時だろう。(G)
モーツァルト記念館
DSC07146.JPG
朝のパン屋
DSC07152.JPG
市庁舎とモーツァルト像
DSC07154.JPG
湖で泳ぐ人
DSC07157.JPG
最初は曇り
DSC07169.JPG
DSC07175.JPG
DSC07176.JPG
DSC07194.JPG
DSC07174.JPG
DSC07195.JPG
DSC07182.JPG
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0