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ティーレマン・ウィーンフィル-アルプス交響曲② [コンサート]

 アルペン二日目は一階席だったので、前日より細かいところがよく聞こえるし、よく見える。やはりウィーンフィルのアンサンブル素晴らしい。キュッヘルさんの迷いのないリーダシップも感動もの。途中弦楽器1プルトだけのソリになったたり、テュゥッティになったりするところも、コンマ一秒も音楽が途切れることなく、何も別に特別なことはないですよ、いかがです?と聴衆を楽しませてくれる。
 弦楽器が全員で、全弓使って、自由自在に音楽を楽しんでいる姿がとってもうらやましく感じられた。一つの楽器のようなベルリンフィルの整然としたアンサンブルとは違った魅力で、パート間の橋渡しがいつもゆらぎながら、何かみんなで語り合っているようで、さーと色彩が変化するのがたまらない。サッカースタジアムで観客のもつ旗の色で模様が変わっていくような、全員で波を作るような、一種のマスゲームのような感触の楽しさを発見した。何だかウィーンフィルにとっては指揮者もまた一つの演出であるかのように、指揮者をもり立ててくれることもあるのではないだろうか。(G)
寒いので、街なかではコートを着ている人も
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