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N響 ルイージ ヴァーグナー リング抜粋(フリーヘル編曲) NHKホール [コンサート]

 ルイージが振るN響の演奏を初めて生で聴いた。N響は年一度東京春音楽祭のWagnerを東京文化会館の5階席で聞く以外は、殆どサントリーで、今年の冬一度だけ高崎でも聞いたくらいだ。
 今日の印象は、今までのN響のイメージと違っていて、木管ソロの音が太くて、歌い方がヨーロッパ的で洗練されて来た。ホルンは完璧とは言えなかったが、歌い方はかなり好いと思う。ルイージの指揮は情熱的でねちっこい。
 今日のリングの編曲は、後半2演目に重きを置いてあり、ブリュンヒルデの目覚めから、猛烈に盛り上がっていく。ルイージの指揮でN響の音色が明るくなっているのだろうか。いつものような、フレーズの途切れがなく、勇猛果敢に突き進む、こんな音が出るのかと、ちょっと嬉しい。
 ゲストコンサートマスター高井さんは、3階席斜め後ろから見ると、弾き方は派手さがなく、着実にオケと一緒に音楽を作っているように見えたのだが、恐らく、キャリアからして、相当のリーダーシップと、美しい音色を兼ね備えた方なのではないだろうか。ここまでN響の音色が、明るくなるとは、私にとっては、まだ、信じられない。NKHホールが変わったのか、ルイージの求める音色なのか、コンマスの力なのか、他の演奏も聴いてみたくなった。
 開演前の室内楽演奏は、知らないうちに、ロビーから舞台上に変わっており、自席で聞くようにとのことだった。クラリネットが美しく響き、美しい演奏だった。
 残念ながら空席が目立つ。渋谷の街は、大雨の後なのに大賑わいだが…

曲目
ワーグナー(Henk de Vliegerフリーヘル編)/楽劇「ニーベルングの指環」-オーケストラル・アドベンチャー-
ゲストコンサートマスター : 髙井敏弘 マインツ州立交響楽団第一コンサートマスター
開演前の室内楽 
曲目:
ベールマン/クラリネット五重奏曲 第3番 変ホ長調 作品23─第2楽章*
(伝 ワーグナー/クラリネットと弦楽のためのアダージョ 変ニ長調)
ブラームス/クラリネット五重奏曲 ロ短調 作品115─第3楽章
クラリネット 松本健司
ヴァイオリン 髙井敏弘 マインツ州立交響楽団第一コンサートマスター
ヴァイオリン 田中晶子
ヴィオラ 飛澤浩人
チェロ 辻本 玲
コントラバス 西山真二*
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