SSブログ

通し狂言 妹背山婦女庭訓 国立劇場さよなら特別公演 [芸能]

 9月にこの通し狂言の前半を見てしまったので、10月の大団円を見ない訳にはいかなくなった。
 オペラも狂言歌舞伎も、見たからどうというものではないが、支離滅裂な筋書きは、イタリアオペラも同じようなもの。女庭訓とは、江戸時代の女性の教訓書もようなもので、命をかけて、愛する人や家を救うという、犠牲の精神は、ヴァーグナーの「救済l」とどこか似ているかもしれない。
 蘇我入鹿に恨みを持つ人々が登場し、最後藤原鎌足の子孫が懲罰するのだが、別に時代考証もなく、漠然と宮中を想像しつつも、基本歌舞伎は江戸のお話しに見える。
 全体を通して、浄瑠璃、三味線が素晴らしく、浄瑠璃の声が舞台上の配役の感情のこもった声を補い、盛り上げる。声色まで似せられのだ。三味線も弾きながら効果音のような声を発する。人形浄瑠璃ではどうなっているのだろう。白熱した演奏だった。
 昔習った、日本舞踊の手や形が繰り返し出て来て懐かしく思われた。この出し物は踊りが多いように感じる。手踊りの意味するところは、女性の細やかな感情表現だが、今回は舞台を近くから見ることができ、踊る姿に特に感動した。
IMG_4412.jpeg
IMG_4413.jpeg"
IMG_4419.jpeg
IMG_4416.jpeg

 

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。