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Rijksアムステルダム国立美術館 フェルメール展2023 [美術・博物館]

 開催期間2023年2月20日から6月4日まで、フェルメール全37作品の中から、28点が世界中から集められ公開された。ちょうどBDLOと重なる時期なので行けないことは無いと思っているうちに、予約制の入場券は完売した。追加販売があり、公開時間が夜10時までとなり、私は3/17に5/31夕方16:45の入場券を購入出来た。この時期のアムステルダムは、22時まで明るいので、何の不安もない。
今回、ロンドン・ナショナルギャラリーにある「ヴァージナルの前に立つ女」を初めて見ることができた。他は日本や旅先でじっくり観てきた作品だが、今回まとめて28作品を見られることに意味があると思う。まだ見ていない作品はバッキンガム宮殿所蔵のものと、ボストンで盗難中のもの。今後お目に掛かるチャンスは無いと思うので、これでコンプリートだ。
 Rijksで最も印象に残ったのは、展示の仕方だ。一つ一つの絵画への光の当たり方が調整されているようで、絵が最も明るく生き生きとみえるように、少し下向きに掛かっている。今回の展示の前に綿密な調査をし、例えば、「窓辺で手紙を読む女」は無地の背景から、キューピッドの絵が復元され、昨年、真っ先に日本に来てくれた。
 入り口付近に展示されている、牛乳を注ぐ女、デルフトの眺望など、何度も観ている作品も、まるで画面の埃を取り除いたかのように、絵に光が当たり、色彩が輝いていた。
 今回見て印象がかわっったのが、フルートを持つ女と赤い帽子の女だ。小さな作品で、地味な女性の表情なので、気づかなかったが、これらはレンブラントのように光を意識した作品で、正しく光を当てると、とても美しいことに気付かせてもらった。
 真珠の耳飾りの少女は、すでに、デン・ハーグのマウリッツハイス美術館へ戻てしまったそうなので、折角なので午前中に会いに行った。18年前にアムステルダムに来たとき観に行き、日本にも来てくれて、今回で3回目、少女の美しさは何年たっても、衰える事はない。
 Rijksでは、フェルメール展の後、同じチケットで昼間の一般展示(17:00まで)も見られることになっているが、夕方以降のチケットでは無理。最初の絵に戻り、もう一度見て約2時間、22時まで居るつもりだったが、集中力が続かず、退散した。
 アムステルダムは18年ぶりで、交通機関の乗降が全てタッチ式になっていた。
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