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東京・春・音楽祭 マイスタージンガー [オペラ(国内)]

 国立競技場から直行。
 毎年恒例、演奏会形式なのだが、出演者の多くが舞台の雰囲気を作ってくれた。ベックメッサー役のエレートは、カテリーナ演出のバイロイトで新しいキャラクターを演じ大活躍だったが、東京でも一人だけ暗譜で役になりきって聴衆を魅了した。シリンスは、ハンスザックスデビューとのことで、緊張しているように見え譜面から離れられなかった。東京で練習して、今後の舞台に役立てて欲しい。ダニエル•ベーレはコスキー演出のバイロイトで素晴らしいダーヴィットだったが、サイン会にやって来た彼の素顔を、誰も分からなかったことが思い出される。気のせいか今回は声が少しかすれていたように思う。
 指揮のテンポが速く、初めのうち歌がついていけない個所もあった。でもこのシリーズは舞台にオーケストラを上げるので、隅々まで良く見えるし、音もクリアで楽しい。二幕以降は、オケが四苦八苦している悲鳴のような音が時々聞こえてきたが、三幕最後にはヤノフスキが容赦なく弦楽器にエネルギー出し切るよう要求しているのが見てとれ、オケはきつかっただろうと思う。

指揮:マレク・ヤノフスキ
ハンス・ザックス(バス・バリトン):エギルス・シリンス
ファイト・ポークナー(バス):アンドレアス・バウアー・カナバス
クンツ・フォーゲルゲザング(テノール):木下紀章
コンラート・ナハティガル(バリトン):小林啓倫
ジクストゥス・ベックメッサー(バリトン):アドリアン・エレート
フリッツ・コートナー(バス・バリトン):ヨーゼフ・ワーグナー
バルタザール・ツォルン(テノール):大槻孝志
ウルリヒ・アイスリンガー(テノール):下村将太
アウグスティン・モーザー(テノール):髙梨英次郎
ヘルマン・オルテル(バス・バリトン):山田大智
ハンス・シュヴァルツ(バス):金子慧一
ハンス・フォルツ(バス・バリトン):後藤春馬
ヴァルター・フォン・シュトルツィング(テノール):デイヴィッド・バット・フィリップ
ダフィト(テノール):ダニエル・ベーレ
エファ(ソプラノ):ヨハンニ・フォン・オオストラム
マグダレーネ(メゾ・ソプラノ):カトリン・ヴンドザム
夜警(バス):アンドレアス・バウアー・カナバス
管弦楽:NHK交響楽団(ゲストコンサートマスター:ライナー・キュッヒル)
合唱:東京オペラシンガーズ
合唱指揮:エベルハルト・フリードリヒ、西口彰浩
音楽コーチ:トーマス・ラウスマン
東京文化会館
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