弦楽四重奏コンサートー悠久の室内楽ー国際音楽芸術振興財団 [コンサート]
国際音楽芸術振興財団ご招待の無料コンサート、今回は異次元の!演奏を堪能させてもらった。ヨーロッパに行けば、メディアに登場せずとも素晴らしい音楽家にたくさん出会うが、まさに、そんなカルテットを聴いたときのような、満足感があり、雑音が無く、細部まで完璧に作品に忠実な表現者を目指す音楽だと感じた。常設カルテットではないだろうし、申し訳ないがお名前を存じ上げなかったが、とても上手で、皆素晴らしい経歴を持ち、ご活躍されている。芸術家は饒舌に自己PRできる方と、ひたすら創造の世界を通してだけ自己表現する控えめな方に大別できるように最近特に感じている。チェロのマルモ・ササキさんは、何と、ベルリンシュターツオパーの永久正団員とのこと。「サイクロンのように激しくダイナミックで、多彩な音色と素晴らしい響き」と評され、まさにその通り、見事だと思う。演奏にサイクロンという例えは初めて聞いた。楽器も相当なものだと思う。鑑賞する側の好みだが、太い幹が天にのびるように力強く、4人が一糸乱れず、一つの楽器のようなカルテットが自分には理想だ。今ここは本当に日本かと思うほどのヨーロッパの響きに、心底感動した。
これからも、時々日本にヨーロッパ風の音を響かせていただきたいし、多くの方に聴いていただきたい、めったに体験できないコンサートだった。オペラシティのリサイタルホールに行くのは何年ぶりか、改装後は初めてだが、よく響いて印象が良くなった。
プログラム
F.J.ハイドン:弦楽四重奏曲 第77番 ハ長調「皇帝」Hob.III:77 Op.76-3
F.メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲 第3番 ニ長調 Op.44-1
F.シューベルト:弦楽四重奏曲 第14番 ニ短調 D810「死と乙女」
出演者
1stヴァイオリン:上里 はな子
2ndヴァイオリン:ビルマン 聡平
ヴィオラ:鈴木 康浩
チェロ:マルモ・ササキ
於:東京オペラシティ リサイタルホール
これからも、時々日本にヨーロッパ風の音を響かせていただきたいし、多くの方に聴いていただきたい、めったに体験できないコンサートだった。オペラシティのリサイタルホールに行くのは何年ぶりか、改装後は初めてだが、よく響いて印象が良くなった。
プログラム
F.J.ハイドン:弦楽四重奏曲 第77番 ハ長調「皇帝」Hob.III:77 Op.76-3
F.メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲 第3番 ニ長調 Op.44-1
F.シューベルト:弦楽四重奏曲 第14番 ニ短調 D810「死と乙女」
出演者
1stヴァイオリン:上里 はな子
2ndヴァイオリン:ビルマン 聡平
ヴィオラ:鈴木 康浩
チェロ:マルモ・ササキ
於:東京オペラシティ リサイタルホール
2023-02-09 08:37
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