二期会 魔笛 [オペラ(国内)]
2月の二期会公演タンホイザーを聴いた後、秋からの5演目セット券を一組衝動買いした。割安感があったが、やっぱり色々用事が出来たり、キャスト不明のまま曜日で買ったので、他にもう一日買わねばならない公演も出てきた。
この魔笛は2015年がプレミエで、今年初再演らしい。序曲の間の導入部分の舞台は、5階正面ではよく見えなかったが、本編に入ってからのプロジェクションマッピングの背景はとても良かった。本物の舞台美術を作るのと、このような映像と、どちらの方が経済的なのか分からないが、今や仮想現実を体験するのは日常的なことなので、演出が全て映像になっても、むしろリアルで自然に見える。特に魔笛の演出は原作通りであれば、およそ想像通りだ。一時代前話題になったベルリン・コーミッシェオパー(コスキー演出)の魔笛とはまた違う、リアルで立体的な舞台だった。
https://gruen.blog.ss-blog.jp/2013-01-06
この演出はジングシュピールの場面は自由に変えていた。リンツと共同制作なので、ドイツでもこのセリフでやっているのだろう。二幕ザラストロの演説で、タミーノは王子でなく、一般人であることを強調し、世界では、戦争している地があることを憂いている。
女性のシュレキーテさんの指揮は、きびきびとして、軽やかで心地良かった。読響も上手だし、歌手も頑張っていたし、魔笛はもっと頻繁に再演すればお客さんは入るような気がする。自分自身久しぶりの魔笛だったので、楽しいひと時だった。
指揮: ギエドレ・シュレキーテ
演出: 宮本亞門
ザラストロ 斉木健詞
タミーノ 市川浩平
弁者 河野鉄平
僧侶I 的場正剛
僧侶II 澤原行正
夜の女王 高橋 維
読響
この魔笛は2015年がプレミエで、今年初再演らしい。序曲の間の導入部分の舞台は、5階正面ではよく見えなかったが、本編に入ってからのプロジェクションマッピングの背景はとても良かった。本物の舞台美術を作るのと、このような映像と、どちらの方が経済的なのか分からないが、今や仮想現実を体験するのは日常的なことなので、演出が全て映像になっても、むしろリアルで自然に見える。特に魔笛の演出は原作通りであれば、およそ想像通りだ。一時代前話題になったベルリン・コーミッシェオパー(コスキー演出)の魔笛とはまた違う、リアルで立体的な舞台だった。
https://gruen.blog.ss-blog.jp/2013-01-06
この演出はジングシュピールの場面は自由に変えていた。リンツと共同制作なので、ドイツでもこのセリフでやっているのだろう。二幕ザラストロの演説で、タミーノは王子でなく、一般人であることを強調し、世界では、戦争している地があることを憂いている。
女性のシュレキーテさんの指揮は、きびきびとして、軽やかで心地良かった。読響も上手だし、歌手も頑張っていたし、魔笛はもっと頻繁に再演すればお客さんは入るような気がする。自分自身久しぶりの魔笛だったので、楽しいひと時だった。
指揮: ギエドレ・シュレキーテ
演出: 宮本亞門
ザラストロ 斉木健詞
タミーノ 市川浩平
弁者 河野鉄平
僧侶I 的場正剛
僧侶II 澤原行正
夜の女王 高橋 維
読響
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