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フィッシャー・アダムによるワーグナー・イン・ブダペストのレクチャーとレセプション [ハンガリー]

 ウィーン国立歌劇場のワルキューレで来日中の指揮者、フィッシャー・アダム(アダム・フィッシャー)によるワーグナー・イン・ブダペストのレクチャーとレセプションがあった。Wagner in Budapest 2107の紹介の為の企画だったようだ。
https://m.mupa.hu/en/events/wagner-in-budapest/wagner-in-budapest-2017
 マエストロは、2001年シノーポリ急逝によりバイロイトで急遽リングを振ることになり、終演後の食事のとき、ハンガリーの設計士と、ブダペストにワーグナー演奏にふさわしい劇場を作り、音楽祭をやろうと、意気投合したそうだ。そして、2005年あらゆる芸術分野の公演の場として、Müpa Budapest (芸術宮殿)がオープンした。私は2007年正月にブダペストのハンガリー国立歌劇場でラインゴルトとヴァルキューレを見ているが、これとは違う新しい建物だ。 http://gruen.blog.so-net.ne.jp/2007-01-09
 ヴァーグナー上演用に設計した一つの特徴は、合唱を空間の高中低3箇所に配置できること。そう聞くと、誰もパルジファルへの期待が膨らむ。また、舞台と客席がとても近く、歌手の表情まで見てとれる。演出は最低限に留めている。これは劇場のWebページで十分紹介されている。ヴァーグナーをモーツァルトのように繊細に、反対にモーツァルトを雄大に表現することも大事と。そして、Wagner in Budapest 2017 の日程、ヴァーグナーの指定どおり、Ring を4日続けて公演する。
 クラリネットの演奏もあり、ハンガリーデイのチラシに載っている、コハーン・イシュトーヴァン氏が、バルトークのルーマニア民族舞曲、自作のハンガリアンファンタジー、ブラームスのハンガリー舞曲第5番を演奏された。思いがけず、素晴らしいクラリネットのソロ演奏を聴き、意外と高音楽器だったことに、気づいた。
 レセプションでは、来客も自由にマエストロとお話しすることが許された。私も、折角の機会なので、ホールのーあらゆる方向から音が聞こえて来るというハンガリー語の通訳の話について、ドイツ語で尋ねてみたら、それはホールの響きではなく主に、合唱の聞こえ方の意味だと訂正された。マエストロは、一般人とも普通にお話しして下さった。 
 Wagner in Budapest 2017 は6月、お値段も格安だ。検討してみようか。
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 お料理について、グラーシュは、どろっと煮込んだイメージだったが、ここでは、さらっとして、角切り人参が沢山入った、さっぱりりしたスープだった。ワイン写真右が、トカイワイン。甘く、まったりしており、食後に、甘いお菓子ともに、味わうとのこと。平たいシャンパングラスで供された。
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