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タマーシュ・ヴァルガ - チェロ公開オーケストラ・スタディー [チェロ]

 日本チェロ協会恒例のウィーンフィル首席、ヴァルガ氏の公開レッスンがあった。今回は予定が合い、聴講できた。生徒さんは、見た感じ高校生だろうか。8人が自己紹介代わりに、運命2楽章冒頭を一人ずつ演奏よう言われた。
 とにかく強弱・表情記号は楽譜通り演奏するよにと何度も言われた。首席として、仲間に楽譜通りにとお願いをするのは、楽しいものではないと。運命の初めのメロディでは、和音の変わり目ごとに、フレーズを作る。周りと弾き方や音量を合わせるよう、もっと周りを聞くようにと。その集中力が本番で大事なことで、集中力があるから、少しの練習で本番がこなせるのだ。
 チャイコ4番の二楽章では、メロディは3回繰り返しながら発展していくという基本の話。運命はともかく、生徒さんたち、チャイコ4番の音楽をその気で聞いたこと、或いは弾いたことあるのかなとふと感じる時もあった。まだ若いから、オケは授業の一コマなのだろう。最後聴衆へのサービスで、夢のあとにをヴォルガ氏が1番を弾き、初見のアンサンブルを披露してくれた。ヴォルガ氏の音楽は本当に音がとぎれなくて美しい。
 舞台の奥に先生、客席に背をむけて、8人が弓なりに並ぶので、聴講は音を聴くだけでほとんど何も見えない。せっかくサントリーの小ホールを使うなら、広土間でやってくれたら、同じ平面からよく見えたのに残念だ。そうと知ってか、或いは曲のせいか、聴講に来た人は前二列ほどで、とても少なかった。
課題
① L. V. Beethoven 交響曲第5番 第2楽章より
② P. I. Tchaikovsky 交響曲第4番 第2楽章より
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