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岡本侑也 プラハ交響楽団 [コンサート]

 まずは演奏の感想。
 二階奥の席だったので自分では明確に確認できなかったが、双眼鏡を持っていた連れ合いは、岡本さんが出て来るなり、いつもと違う新作楽器であることに気づいた。私は、舞台から離れた席で聞いたことが殆ど無いので、音の響きより最初の音程が気になった。今まで、そんなことは、一度も無かったので。
 一般的にドボコンは舞台奥の管楽器の位置まで、ソロの音が聞こえないこともあるらしい。まして、エリザベートコンクールで、西洋人と違う繊細なドボコンの世界を表現した、吠えないドボコンとでも言おうか、囁くように美しく歌うのだから、違う楽器を弾くには理由があるはずだ。どんな理由にせよ、プロの仕事は情け容赦ない。あれも、良い楽器だったと思うが、楽器に馴染む為の苦労は当然あったと思う。大きな拍手と何度もカーテンコールがあったのに、アンコールは勘弁して欲しいと言わんばかりに、最後は手ぶらで登壇した。
 次は3/10トッパンホールでの無伴奏リサイタルだ!
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104 B.191 (チェロ:岡本侑也)
ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調 Op.95 B.178「新世界より」
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲 第15番 Op. 72-7(アンコール)
指揮 トマーシュ・ブラウネル
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 夏のチケット発売日、サントリーホールの2階最後列B席を購入した。チケット代が高いし、サントリーなら2階後方で、岡本さんのドボコンがどう聞こえるか、試してみても良いと思ったからだ。でもその後、秋に来日した、ベルリンフィル、ウィーンフィルのチケット代を知り、唖然。勿論どちらも行っていない。
 12月になって、チケット間近割引なるものが出て、ジャパンアーツは大丈夫かなと心配になった。さらに1月に入り、他の演奏会も新春キャンペーン中と称し、お値引きが始まった。
 ジャパンアーツのアーティストとしての岡本さんは、私の印象では、構われていなかった気がする。今回のプラハ交響楽団でようやく、インタビュー記事を何ヶ所か掲載し、東京新聞夕刊に広告を載せた。また、エベーヌカルテットの代弾きの記事が音友に載り、メディアの話題と値引き効果があってか、最終日のサントリーホールは、沢山のお客さんが来て下さった。ただ我々アマオケ仲間では、後半が新世界ではちょっと…という人がいたのも事実。今回はチェコのオーケストラだし素晴らしい演奏だったが、国内オケでは安易にドボコンと新世界を組み合わせることが多く、残念だ。
 アンコールのスラブ舞曲は、さすが本領発揮の演奏に聴き惚れた。
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