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フォン・ゲッツェ ドイツ大使をお招きして(日独協会設立111周年記念講演会) [講演会]

 フォン・ゲッツェ大使が赴任されて1年半、本当は昨年日独協会設立100周年記念して企画されていた講演会がコロナで1年延期され、ようやく東京ドイツ文化センターで開催された。
 講演のテーマは、日本の印象や、日独関係の歴史、現在の環境保全、エネルギー政策など、日々ニュース報道で聞く内容であり、特に目新しい事はなかった。
 しかし、本当のメッセージは、世界秩序を守るための両国の信頼関係、パートナーシップ重要性であり、学術分野であれ、経済、デジタル化などあらゆる分野で、国際的つながり、人間関係を大切にして行きましょうということだと受け取った。
 質疑応答では、ストレートな回答は少なめだったが、最後に個人的なこととして、就任後20の道府県を回った中で、奈良が一番気に入られたと話された。お寺や建物と町が緑に包まれ、コンパクトに調和していて、自然公園が素晴らしいと。そして大安寺ご住職が奈良日独協会の会長をされていると。
 若者の人材交流として、学生のホームステイを推進している横浜の日独協会からは、ドイツでも高齢化が進み、受け入れてくれる家族が減っていおり、公的な対策はないだろうかという質問に対し、姉妹都市の制度を利用するのも一つの方法と解答された。
 蛇足ながら、この夏の私の個人的な実感だが、目下ドイツでは、余裕のある若い世代は、ウクライナ人や他の難民援助など、社会的使命感が優先され、同時に物価高騰で、かつては優雅だったお年寄りでも、コロナ禍でのボランティアは難しいのではないかと思った。全て、世の中が平和である前提での文化交流は、変化せざるを得ないという気がする。
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入り口ホールでは、ダンス分野での日独交流の歴史を語るパネル展示があった。
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http://www.jdg.or.jp/pdf/JDG111_j.png
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