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ベルリン・シュターツカペレ ティーレマン初登場 [コンサート]

 土曜日にブロムシュテットが転倒したとのことで、指揮者交代し、何とティーレマンになった。ベルリン・シュターツカペレを振るのは初めてとのことで、それもびっくりだった。バレンボイムの後任を狙っているのではないかとか、その試験ではないかとか憶測が飛んだ。午前中に一度練習しただけで本番とのこと、ティーレマンはものすごく丁寧に振っていた。モーツアルトの34番の予定だった演目をトリスタンとイゾルデ前奏曲と愛の死に変更してしまった。私は3階席だったので全体の響きを楽しむことができた。冒頭のピチカートの前のためがものすごく、体を捻ってエネルギーを込めていた。愛の死に移るところも殆ど聞こえ無いほどのピアニッシモで、やはり盛り上がりがすごかった。
 ブルックナー7番の方は出来上がっていて、とても美しかった。音楽の流れもテンポも良い感じだったと思う。
 せっかくなのでもう一度聞こうかと思い、帰宅してからチケットの残り状況を検索した。すると2日目の会場はフィルハーモニーだった。あーそうだ、忘れていた。これを聞かねばならぬと思い残り席を買った。
 さて翌日のフィルハーモニーではどうだったかと言うと、トリスタンの出だしから音が濁っていた。初日ほど美しいと感じなかった。やはり付け焼き刃の感じはあるのだろうか。しかしブルックナーは初日同様素晴らしかった。大ホールに響き渡りリンデンではちょっと音が大きすぎる感じがしたが、フィルハーモニーでは自然に聞こえた。ただ、ベルリンフィルの透明な音色とは、全く違う。
 観客にやはり観光客が入ってしまうので、指揮棒が下りないうちに、即ブラボーと言う人がいたりすぐ拍手する人もいて、さすがにティーレマンも、昔のようには怒らず、苦笑いをしていた。
 この日は客席にバレンボイムが来ていて、開演前のインテンダントの舞台挨拶の時軽く紹介された。やはり試験なのだろうか。フィルハーモニーは予定になかったので、ティーレマンを2度も聞けて今回は青天の霹靂だった。やっぱりベルリンはすごい。ワクワクする。
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バレンボイム 右端うしろから3列目 白マスク女性
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