中島ゆみ子と仲間たちVol.13 [コンサート]
中島ゆみ子さんの音楽を聴きたいという思いは、自分の音楽生活のモティベーションの一つになっていたのだが、コロナ禍で為途切れた後、再開のお知らせは嬉しかった。ご本人のプログラムご挨拶文の通り、コロナ禍の間の自粛自生活で育んだ、音楽への思い全てを表現したいという気持ちが、手に取るよに伝わってきた。
中島先生はいつも「仲間たちと」と演奏され、その仲間たちとは、国内は勿論、ヨーロッパ各地の音楽祭などで知り合った仲間を、日本にお招きするという、素晴らしい人間関係を築いてこられた魅力的な方だ。
今回のサン=サンスは白眉だった。日本で、これほど明るく軽やかな音色で、華やかに繰り広げられる超絶技巧は、めったに聴くことができないと思う。私のイメージとしては、ヨーロッパのコンサート会場としてよく使われる、石造りのチャペルの、高窓から差し込む光りの中で、音の粒がきらきらと空中で飛び回るような、とても感動的な音楽だった。
最初のドヴォルザークでは涙が浮かんできた。コロナ禍を克服できた(かのように思える)心の安らぎを感じた。
ピアニストとお二人だけの「仲間たち」の演奏会を聴くのは初めてだが、遠慮なさらず、リサイタルをもっと開いていただきたい。そして、また海外へ出て、ゆみ子先生の音楽に魅せられた仲間を、日本に連れて来ていただきたい。
ヴァイオリン:中島ゆみ子
ピアノ:佐藤裕子
音楽の友ホール
中島先生はいつも「仲間たちと」と演奏され、その仲間たちとは、国内は勿論、ヨーロッパ各地の音楽祭などで知り合った仲間を、日本にお招きするという、素晴らしい人間関係を築いてこられた魅力的な方だ。
今回のサン=サンスは白眉だった。日本で、これほど明るく軽やかな音色で、華やかに繰り広げられる超絶技巧は、めったに聴くことができないと思う。私のイメージとしては、ヨーロッパのコンサート会場としてよく使われる、石造りのチャペルの、高窓から差し込む光りの中で、音の粒がきらきらと空中で飛び回るような、とても感動的な音楽だった。
最初のドヴォルザークでは涙が浮かんできた。コロナ禍を克服できた(かのように思える)心の安らぎを感じた。
ピアニストとお二人だけの「仲間たち」の演奏会を聴くのは初めてだが、遠慮なさらず、リサイタルをもっと開いていただきたい。そして、また海外へ出て、ゆみ子先生の音楽に魅せられた仲間を、日本に連れて来ていただきたい。
ヴァイオリン:中島ゆみ子
ピアノ:佐藤裕子
音楽の友ホール
2021-11-20 22:42
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