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モルゴーア・クァルテット ー音への飽くなき探求ー 北とぴあ [コンサート]

 一月の東京文化会館以来のモルゴーア。ホールの感染対策はどこも厳しいが、区主催という点からも、座席400の会場での注意は厳しかった。自分としては、そろそろ、マスクしていれば対面で話しても気にならなくなっていたが、まず、ホール入場の検温を待つ列に並びながら、友人と話していたら、制止された。席は勿論一席おき、休憩時間にトイレ以外なるべく立ち上がるなというのはちょっと厳しすぎる。快適な座席ではないのに、所謂エコノミー症候群が気になる世代のお客さんが多かった。退出時も2列ずつだった。
 モルゴーアのエネルギーは、人並み外れ、絶賛されている。今回のプログラムは一曲目からseriosoで、改めて、ベートーヴェンの偉大さを感じる。初め耳がついていけない感じはしたが、十八番のショスタコーヴィチ8番は水を得た魚のよう。私も、この冬シンフォニー10番を弾いたことで、ショスタコの魅力に体が反応するようになっていた。
 ロックは自分には未開拓の分野だったが、いつの間にか荒井さんに惹きつけられ、巻き込まれた感じがする。いつも荒井さんのお話は楽しい。メタルマスターは途中で叫ぶため、4人それぞれのマスクをつけて演奏された。ロックはとても体力を使い、楽器にも良くないので、曲の長さの割にエネルギーを要するメタルマスターは、年齢的にそろそろ終わりにしようかと思っているとコメントされた。荒井さんと小野さんは65歳くらいだろう。エネルギーを出しきった演奏に元気をいただき、コロナ期の自分の衰えを反省した。
 身近な先生方の熱演に、改めて尊敬の念が湧いてくる。
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第11番ヘ短調作品95「セリオーソ」
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲 第8番 ハ短調作品110
キング・クリムゾン:レッド
ピンク・フロイド:原子心母 
メタリカ:メタルマスター
モルゴーア・クァルテット
◆荒井 英治(第1ヴァイオリン 元東京フィルハーモニー交響楽団
       ソロ・コンサートマスター)
◆戸澤 哲夫(第2ヴァイオリン 東京シティ・フィルハーモニック
       管弦楽団コンサートマスター)
◆小野 富士(ヴィオラ 元NHK交響楽団 次席ヴィオラ奏者)
◆藤森 亮一(チェロ NHK交響楽団 首席チェロ奏者)
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