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The UKIYO-E 2020 ─ 日本三大浮世絵コレクション [美術・博物館]

 午後に上森さんのバッハ演奏会があり、その前に東京都美術館も見られたらと思い、まだ11時10分の予約に空きがあったので、前日にチケットを購入した。
 いつの間にかJR上野駅公園口が新しくなっていて驚いた。東京の春音楽祭が中止になり、上野駅も半年以上来ていなかったが、公演は無くなっても、マイスタージンガーの発車メロディーは健在だった。
 時間に追われる観覧は苦手なのだが、予約入場のみだったので、待ち時間は無かった。普通は人の流れが一定の速さになるものだが、いつものように「立ち止まらないでください」というアナウンスがないので、皆さん思いっきり、ゆったり見学していた。せっかくなのに、私たちは午後のコンサートの開演時間が気になってしまい、前の人を追い越してしまったり申し訳なかった。
 質、量ともに凄い作品の数々。初期の作品に比べると、浮世絵の構図も人間描写も、時代を追って華やかになり、人物の描き方が変わっていく。描かれる女性は次第にスタイルが良く表情豊かになり、西洋画が入ると一気に目が大きくなったようだ。また紙をつなぎあわせ画面が大きくなると、絵の内容がより雄大で複雑になるが、どの時期でも、当時の風俗が複合的に垣間見える、一瞬を切り取った傑作はあるものだ。その場面の人の声が聞こえそうで、とても生き生きと感じられる。
 個人的には豪華な団扇絵に魅力を感じ、身近に置くならこのサイズが好い。
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