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ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団ーM.ヤンソンス  ベルリオーズ《幻想交響曲》1. [コンサート]

 5月30日はキリスト昇天祭で祝日。 11時からウィーンフィルを聴きにムジークフェラインへ行った。
 前半は、シューマンの「春」で、作曲家特有のくすんだハーモニーにせいか三楽章まではパッとしない印象で、奏者の飛び出しなどが気になって、ウォーミングアップのような感じだった。
 今回このシリーズは4日間連続で、事前に詳しい方から最初の方の公演は観光客向けなので多少練習モード、後半の定演がメインという話を聞いていたので、やはりそうなのかという気がした。
 ところが、休憩後の「幻想」は、期待を遥かに超える美しさで、心底驚いた。遅めのテンポで、各楽器の音の間に紙1枚隙間がある感じで音が分離しており、音が混ざらず、はっきり聴こえる。多分ホールの特徴なのだろう。これほどはっきり聞こえるなら、ゆっくり目の演奏の方が響きを堪能できる。
 ふだん聴いている(弾いている)音と少し違うところがあり、未確認ながら、一楽章始めの方と、確実なのは、2楽章のハープと重なるチェロのPIZZを弾かなかったこと。
 三楽章のイングリッシュホルン、終わりのTimpも、四楽章の鐘も、舞台裏からの響きが素晴らしい。
 客席はもちろん満員だが、私の座った2階中央バルコンの最後列には空席があった。
 指揮:M.ヤンソンス
  シューマン《交響曲 第1番 変ロ長調「春」》
  ベルリオーズ《幻想交響曲》
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