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バイロイト音楽祭2016ー神々の黄昏Ⅰ [オペラ(海外)]

 リング第一チクルスの中では、黄昏のオケが圧倒的に心に響いた。これは上演が良かったというのとはちょっと違い、指揮者よりコンマスが音楽をリードしているようで、音楽が生き生きとして、勢いがあり、集中力があったように感じたからだ。
 Fosterは年々素晴らしくなる。良い役をものにした。初年度言葉や発音の問題などあったようだが、外国人にとっては、もう気になることはない。Vinkeも二年目で伸び伸びしている。ハーゲン役Pesendolferはハイホー第一声前、緊張が見えたが、歌いだすとすぐ調子が出て、体格もよく、大きな拍手を得ていた。客席から見て、歌手に余裕を感じるのはいいものだ。
 3幕冒頭、ラインの乙女の一人が歌いだすことが出来なかった。これは前代未聞、指揮者の責任なのか、自分の耳を疑ってしまった。作品は長いが、音楽は一瞬ごとの連続。たとえ指揮者に何かあたっても止まることが許されない、オケの底力はやはり、バイロイトならではのものだと思う。

Siegfried Stefan Vinke
Gunther Markus Eiche
Alberich Albert Dohmen
Hagen Stephen Milling のところ この日は
Albert Pesendorfer(31.7)
Brünnhilde Catherine Foster
Gutrune Allison Oakes
Waltraute Marina Prudenskaya
1. Norn Wiebke Lehmkuhl
2. Norn Stephanie Houtzeel
3. Norn Christiane Kohl
Woglinde Alexandra Steiner
Wellgunde Stephanie Houtzeel
Floßhilde Wiebke Lehmkuhl

Musikalische Leitung Marek Janowski
Regie Frank Castorf

右の建物は市立美術館(旧市庁舎)
DSC09275.JPG
1階はオスカー(ビアホール)と共用
DSC09276.JPG
シュタイングレーバー・ピアノ工房、プッチーニ展をやっている(戦後すぐ祝祭劇場でマダムバタフライが上演されたことがあるらしい)
DSC09277.JPG
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