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新国立劇場ーサロメ [オペラ(国内)]

 プログラム掲載データによるとサロメは4年半ぶり、6回目の公演。新国立劇場のサロメは、自分の中ではスタンダードだ。
 今回主役級4人とも超一流、初日から全員素晴らしい。サロメ役ニールントは、伸びる声も、汚い声も、非の打ちどころがない。娘っぽくはないが、バイロイトのタンホイザーでエリザベートをー歌った時も、怪しい魅力があり、視線の使い方が上手だった。新国立劇場の3階下手階段席からは、双眼鏡を覗かないと表情までは、わからないが、一回席の人が、素足までも色っぽいと言っていた。ヘロディアスの、ハンナ・シュヴァルツは、昨日も今日も、声量が一番あった。頭に抜ける声は、確かに良く通る。ヘロデは結構上品だと思ったら、フランツだった。ヨハナーンのグリア・グリムスレイもまた上品で、痩せており、端正な顔立ちで、少しひ弱な聖人らしい雰囲気を醸し出していた。今度新国立劇場で、ヴォータン、さすらい人を歌う。期待できそうだ。
 音楽は、前半はスカスカな音に感じたが、7つのヴェールの踊りから、どんどん盛り上がったので、ニールントに刺激されて、指揮エッディンガーも熱くなったのではないかと言う人がおり、なるほどと思った。
歌手とオケの相乗効果で、狂気も極まった。(G)
ハンナ・シュヴァルツ マスタークラス(バイロイトにて)
http://gruen.blog.so-net.ne.jp/2012-07-08-2
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