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新国立劇場ーイエヌーファ [オペラ(国内)]

 ヤナーチェックといえば、昔から聴いていたのが有名なシンフォニエッタ、オペラは経験が少なく、カチャ・カヴァノヴァ、マクロプロス、そして今回初めてのイエヌーファ。小品で記憶があるのは、教会で聞いたオルガン曲くらいだ。
 イエヌーファの音楽は親しみやすく感じた。今回チェコを旅行したこともあり、モルヴィアの民族音楽の旋律や、効果音が、自然や生活の音のようにすっと受け入れられた。ヤナーチェックは、民族の言葉を楽譜に表し、独自の音楽を研究したといわれており、旋律のなめらかさや、ワーグナーを連想する雄大なハーモニーも聞こえた気がする。幕切れが、ラインゴルトのヴァルハラ入場にも似て聞こえたのは、自分だけだろうか。
 ゲネラル・パウゼの舞台上の効果が、今一つだったのは、慣れの問題だろう。ベルリン・ドイチェ・オパーの舞台と歌手を揃え、トーマシュ・ハヌスというチェコの指揮者を迎え、このプロダクションは大成功だったと思う。オケにもお手本があったのか、指揮者が有能だったのか、後期のカチャ・カヴァノヴァ、マクロプロスに出てくるような、息苦しいほどの激しい音が少なく、内容も分かりやすかった。(G)
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