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ドレスデンシュターツカペレーショスタコーヴィチ8番 [コンサート]

 シュターツカペレの定演、3回公演のうち残り2公演と違い、この土曜マチネー公演のみ去年12月時点で早々にチケット完売となり、メールでキャンセル待ちしようと試みたが、立ち見に並ぶよう指示されるだけだった。だが、22日ドレスデンに着いた日にboxofficeに立ち寄り聞いてみると、運よく戻りチケットがあった。Mittelbalkonの1列目の王様席で、69EURと最高価格だが、奮発して購入した。
 そもそも立ち見狙いだったので、プラハ7:15発のバスを手配済みで、旧市街ホテルからフローレンスバスターミナルまでの行程含め、また早朝の強行軍、暗いうちに市電で移動した。
 プラハ〜ドレスデンのバスは2階建てで、2階席1番前の席を取り眺めも最高、掛かる時間は鉄道と同じなのに値段は半額以下でお買い得、終着地はハンブルクで、こちらではバス移動は一般的のようだ。
 さて、Mittelbalkon最前列、座ってみると、何と気持ち良い席だろう。他の劇場では見たことがないほど、中央に突き出ており、自分のために、演奏してくれているように錯覚してしまう。
 ショスタコは、好んで聴く作曲家というわけではないが、この演奏には心を動かされた。始まりの1Vnは、音の動きが合わず、自分の耳が故障したかと思ったが、その他の低弦、木管、金管、打楽器全て素晴らしく、逞しい音色に満足。Cbが全力で刻み、ppに落とすところなど一糸乱れる調和だった。ピッコロの女性もとても上手、フルートのかすれた音もお手のもの。ショスタコ音色を究めた演奏だったのではないだろうか。
 満員のお客さんも土曜の朝から本当に熱心、静かに終わるこの曲で、日本のようなフラブラもなく、指揮者が腕を下してからもかなり時間があって、静かに、そして次第に熱狂的な拍手。
 カーテンコールで、ネルソンズが拍手に応え、私でなく、音楽が素晴らしいのだと、指揮台からスコアを高々と掲げ、益々大きな拍手を受けた。ショスタコの音を全身に浴び、旅の最後にこのコンサートを聴けて、心から満足した。(G)
Andris Nelsons DIRIGENT
Håkan Hardenberger TROMPETE
Benjamin Britten
Passacaglia op. 33b aus der Oper »Peter Grimes«
Bernd Alois Zimmermann
Konzert für Trompete in C und Orchester »Nobody knows de trouble I see«
Dmitri Schostakowitsch
Symphonie Nr. 8 c-Moll op. 65
フローレンスバスターミナル行先表示板
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バスはハンブルク行
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道中
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チェコ・ドイツ国境付近
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ゼンパーに向かう
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この日は寒く、スケートリンクも営業
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最後にドイツ飯
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