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鳥獣戯画展、ドイツ・ロマンの森(都響コンサート) [コンサート]

 大人気の鳥獣戯画展へ行った。2007年サントリー美術館で展示された時は、二度行って全巻堪能した。今回は後半部分、混雑状況を伝えるツイッターを見て、入館までの待ち時間列が無くなったので、午後から出かけた。人気の甲巻を見るには、改めて列に並ばねばならない。午後2:45時点で待ち時間170分とのことだった。夜東京文化会館でコンサートを聴くので、ちょうど良かった。
 アナウンスでは、夕方6時までに、甲巻の列に並べば、夜になっても、必ず見ることが出来るので、他の展示を先に見てほしいと言っている。甲巻を見た後では、乙丙丁は見られませんと言われたが、結果的には、2時間25分並び、見始めたら急かされ、3分後に展示室を出て、乙丙丁の部屋へ回った。第一会場の高山寺の展示はもう閉館し見られなかった。
 以前初めて見た時、1000年前のマンガの原点を見て、とても新鮮に思えた。どれもユーモアがあって、動物は可愛い。断簡の解説も印象に残っている。
 今回は、整然とはしているが、とにかく、凄い混雑だった。
 今回の修復で、丙巻の紙の裏表に描かれた絵を剥がして分けた技術は、凄い。
 館内に、絵を拡大したパネルが沢山展示されており、二時間以上並んでも、飽きないよう工夫されていた。
http://gruen.blog.so-net.ne.jp/2007-12-06-1
http://gruen.blog.so-net.ne.jp/2007-11-21
 都響を聴くのは久しぶりで、凄く上手だと驚いた。昨年Cb池松さんのレッスンを聞き、都響でも徐々にやっているという、弓の弦へのソフトランディングは、確かに音に雑音がなく、明るい透明な音になるように感じられた。時に、音が発音後に膨らむ場合があるのは、まだオケは修行中ということか。ピッツカートも空気を感じて合わせると、音が弾む。ブラームス4番は、オケに自由に任せているのか、とてもよく流れていて、満足した。
 ワーグナーは、タンホイザー序曲のように躍動感のある曲は良いが、緩やかなテンポのトリスタンは、やはり難しいのだなあと、つくづく思う。音の揺らぎや高揚感を伝えるの秘法は、テンポ感を惑わす、微妙な音の動きにあるのかもしれない。
指揮: 飯守泰次郎
ワーグナー:歌劇『タンホイザー』序曲
ワーグナー:楽劇『トリスタンとイゾルデ』より「前奏曲と愛の死」
ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 op.98
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