SSブログ

新国立劇場 オペラ研修所公演ーナクソス島のアリアドネ [オペラ(国内)]

 休日のイヴェントとして、新国アリアドネに行ってみた。中劇場は久しぶりだったが、約1200席の客席は満員、2階から舞台もオケピットもよく見え、一つお芝居を見終えて、爽やかな印象が残った。
 まず、良かった点は、若い人は演技が上手で、後半の劇中劇は、不安無しに、お芝居を楽しむことができた。プロローグの執事役が、ドイツ人の元歌手だったことは、この上演の価値を上げたと思う。いつだったか、日本人に執事役は難しいと痛感する公演があった。この日のツェルビネッタは賛助の天羽さんで、勿論とても素晴らしかったが、研修生の同役の方はどうだったのだろうか。コメディアン役の男声陣は身のこなしも軽やかで、役をモノにしたという自信が感じられ好感が持てる。アリアドネとバッカスも、ニンフ役の皆さんも、声が良く出ていて、研修生として日本で色々な役を経験してから、世界へ羽ばたける環境ができて、良かったと思う。
 演出も、すんなり受け入れることができた。登場人物一人一人のキャラクターがよく表現され、楽しかった。その結果、お芝居を見たという印象が残ったのだろう。残念ながら、R.シュトラウスらしい音樂の躍動感は、二階の端では味わうことはできなかった。
 休憩時間に、字幕が映るメガネを体験した。テレビのニュースにもなっていたが、実際かけてみると、私には重く感じた。もう一歩先を期待したい。(G)
DSC04338.JPG
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0