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シュタイングレーバー ロココザール サロンコンサート [コンサート]

 土曜日、Steingraeber のロココザールという美しい部屋で、室内楽を聴いた。リストが弾いたピアノがあると聞いていたが、このピアノだった。マチネで、ヤナーチェック、スメタナのプログラムなので、一部屋で50人位のサロンコンサートだった。
 本当に、演奏者と客席の境界線がない。きっと、地元の顔見知りも多いのだろう。チェロのヴァルガさんに、朝のご挨拶をしたら、"お早うございます"と日本語でニッコリ返してくれて、びっくりした。
 二人のソリストは、とても真面目なタイプの音楽家だと思う。ヴァルガさんは、ウィーンフィルの主席になったとき、東京で公開レッスンを聴いたことがある。今年は、バイロイト音楽祭の主席のひとり。ザルツブルクは出ないということだ。昨年までのゲバントハウスの主席は、開幕の日、確か東京で、コンサートがあると記憶している。
 ヴァルガさんは、ブダペスト生まれで、ペレーニのマスタークラスでも刺激を受けたと、何人もの先生を列挙している。こういうところも、すごく真面目で、誠実な印象を受ける。
 今日のヤナーチェック2曲は、民族音楽そのものというより、音楽の奥に、思いが隠されているような感じをうけた。後半スメタナで、初めて、感情を表に出すことを許されたような気がした。ヤナーチェック特有の音の言葉に、耳を傾けることは大事だと思う。チェコ語も必要かなと感じた演奏会だった。(G)
Sevimbike Elibay, Klavier,
Bernhard Hartog, Violine (Berlin Symphonie Orchester,  1.Konzertmeister)
Tamás Varga, Violoncello(Wiener philharmoniker, Solocellist)
Duos von Janácek:Pohadka(Maerchen) fuer Violoncelllo und Klavier,
Sonate  fuer Violine und Klavier,
das Klaviertrio g-moll op 15 von Smetana
http://www.steingraeber.de/
DSC01084.JPGDSC01085.JPG
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