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浅草から上野へ [芸能]

 連休も終盤となり、有楽町でラ・フォルジュルネという手もあったが、義理のあるアマチュアの弦楽アンサンブルを見に、昼より浅草へ向かう。
 天気も回復しスカイツリー効果もあって、地下鉄浅草駅からもう大変な人出で仲見世はまともに歩けない状況、裏道を伝って台東区生涯学習センターにたどり着く。1階には池波正太郎図書館もあり、なかなか立派な建物でびっくり。新しい施設のようでホールの音響も良く、演奏含めてなかなかだと思った。
 終演後河童橋商店街を冷やかしながら、徒歩で上野へ向かう。鈴本でGW権太楼噺である。ここも超満員で大変結構なことだ。
 本日圧巻だったのは、菊之丞師代演の喬太郎師、噂の極道版(?)つる。これはスゴい。アウトレイジ真っ青の極端にデフォルメされた親分子分だが、それでもどこかに本当にいそうな現実感。枕で言っていた終電後のターミナル駅のカップル描写もそうだが、すごい人間観察力だ。
 たわいのない前座噺をそのままやったって、現代人には受けないでしょ、というお話は全くごもっとも!現代のオペラ演出にも通じるものだ。噺家は脚本・演出・俳優を兼ねているので、喬太郎師にはオペラ演出でも是非やって欲しい。「愛の妙薬」などどうか?それにしてもここまでやられてしまうと次の演者は大変で、同情してしまう。
 お目当ての権太楼師、十八番の代書屋を相変わらずの大熱演で沸かせたが、やはり多少声の張りがなくなり、おとなしくなったように感じる。時間も30分弱と若干短いような・・いつまでも元気で頑張って欲しいところだ。(B)
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