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各国からの生徒 [ドイツ語]

 ドイツ語のクラスに生徒は5人いる。今まで一度も出合ったことない国の人たちだ。この学校に日本人はいない。
 イラクの女性はバイロイト大学に博士論文を提出したとところで、7月末に帰国する。イラクの近現代小説を専攻し、作家志望だ。
 パレスチナの若者はジャーナリストとのこと。ドイツ国内あちこちの大学や語学学校へ短期留学している。映画も撮ったそうで、最終日に見せてもらうことになっている。
 3人目は韓国からの若い女性。本国でドイツ学を専攻し、一年バイロイト大に留学して、今は歯科医になりたいとのこと。
 この3人は奨学金を受けられたのがバイロイト大だけだったという理由で、バイロイトに来ている。
 4人目はウクライナの若い女性。両親はスイス人とスペイン人で、お姉さんがバイロイトに住んでいるため、夏休みを利用して来ている。お姉さんはドイツ語が完璧とのこと、いつも素晴らしい宿題を提出する。
 皆、志の高いすごく頭の良い人たちだとつくづく関心する。それにみんな裕福そうだ。ただ、バイロイト大学は新しい大学なので、留学に必要な語学力のハードルは高くないのかもしれない。それに加えてこの大学は、元国防相グーテンベルク氏の論文盗作の事件もあり、けっこうゆるい大学なのかとも思う。
 パレスチナの話はニュースでしか知ることができないのに、実際に国を失ったとか、本当のところイスラエルとどうなのかという興味深い一面を聞くことができ、クラスの先生も興味津々だ。彼が言うにはパレスチナの人の方が寛容で、イスラエルの人は文句ばかり言うそうだ。とはいえ、ドイツで出会えば言葉が通じるのですぐ仲良くなりいっしょに行動するとのこと。でもいずれ、喧嘩別れすることになるのだそうだ。
 イラクの女性はとてもはっきりしている。授業でニュースを詳しく聞いたり討論したりするのだが、彼女ははっきり政治に興味はないと言い放った。
 ウクライナの女性は英語とスペイン語を話す。喋るときは英語が混ざるが、聞く方は優秀だ。実はかなりのレヴェルまで勉強してあると思う。韓国女性は本当に真面目でこれから人生の勝負するわけで、目下猛勉強中だ。それなのに何故自分の辞書を持っていないのかが不思議。多分いろいろな参考書を揃えているのではないかと思う。韓国語とドイツ語の辞書は間違いばかりだと言っていた。
 私は電子辞書を買い換えたので、複数辞書で面倒な宿題も何とかこなしている。とはいえ、もう3年もドイツ語から遠ざかっていたので、忘れていたこともあり、2週間たって、ようやくドイツ語圏で生活している実感が湧いてきた。(G)
写真は仲良くしているイラク美女アメル 
アメル.jpg
ヨセフ・スーク他界の新聞記事
ヨセフ・スーク他界.jpg
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