大高取山散策

　ＧＷもだらだらしているうちに無為に過ぎていくが、どこにも行かないで自粛も何なので、地元埼玉の近場の低山を歩いてきた。
　前日と変わり寒くて曇ってあまり良い日和でないが仕方がない、始発２本目で出発、東武線で越生まで到着、早速歩き出す。
　まずは役場と公民館の裏手から少し登って「世界無名戦士の墓」というかなり立派なモニュメントだが、人はいない。見下ろす町の景色はなかなか。
　次に町には下りず少し回って、「五大尊つつじ公園」へ。こちらは今が季節なので、朝早くからぶらぶらしている人が結構いる。１２種類のつつじがあるとかで、色とりどりでなかなか見ものだ。帰る時分には駐車場整理の方々や、露店の準備も始まり、日中はかなりの人出となるらしい。
　ここから単調な車道歩き、交通量はそうでもないが歩道が無く、車は結構なスピードを出すので危ない危ない。２０分ほどで越生梅園、もちろん花の季節はとっくに終わって、誰もいない。店もやっていない。
　更に車道を少し行き、民家の間から山道へ。杉が見事に植林された尾根道だ。展望は全く無いが、ゴルフ場が隣接しているようで、人の声や玉を打つ音が結構真近に聞こえて、妙な感覚。
　４０分ほどで大高取山の頂上だが、林の中で眺望は効かない。まあ、せいぜいスカイツリーの半分くらいの標高である。
　少し下ったところに幕岩という展望台があり、東京方面が良く見えるはず。但し、この日は曇り勝ちで視界は良くない。
　その後尾根道を登ったり下ったりしながら、「桂木観音」着。ちょっとした集落になっており、舗装道路もあり車も登ってくる。　
　道路脇から再び山道へ戻るが、既に里山の雰囲気で踏み跡、わき道が結構ある。間違えてもどこかへは出るような場所だが、何とかお昼前に「ゆうパークおごせ」に着く。ここは日本中どこでもあるような公営の温浴施設だ。入場料は結構高めだが、岩盤浴もあり、空いているので穴場かもしれない。歩いて汗をかいた後にはちょうど良い。
　キャンプ場やバーベキューもあり、家族連れが多い。駅までマイクロバスで送って貰って、本日の行程は終了となった。一汗かいてバーベキューとお風呂なら、子供連れファミリーに最適だと思った。（Ｂ）