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カサド国際チェロコンクール 二次予選(ニ日目) [チェロ]

 20人全員聞き終えて年齢を見てみると、10歳代が6人いた。皆ずば抜けて光るところがあり、昨日の19歳の日本人は色々な表情を持つ曲を弾き分けて、テクニックも音楽も相当完成度が高かったと思う。今日は17歳のアメリカ人のコダーイが凄かった。
 全体的には年齢が上がるとやはり落ち着いた演奏になり、完成度も上がる気がする。最年長は28歳のイタリア人だったが、決してガリガリいわせることなく、歌うように激しい音楽を表現できることを教えてくれた。24歳のフランス人は繊細で美しいppをたくさん聞かせてくれた。彼も色々な曲を完璧に暗譜で美しく演奏した。今日の9人はすべて外国人で、チェロの音色も様々だった。21歳のポーランド人は、女性とは思えない、男性と同じ質感のある豊かな音色で本当に驚いた。彼女のテクニックも凄い。
 課題曲のカサド無伴奏組曲も十人十色、間のとり方とメロディーラインの作り方で、音楽の表情が変わる。カサドの特別賞をもらうのは、どんなタイプの演奏家だろうか。
 本選に残る3人は誰だろう。どんなチェックリストで判定されるのだろうか。完成度か個性か、将来性か・・・そろそろ結果が出るころだ。(G)
ホール.JPG
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