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カサド国際チェロコンクール 二次予選(一日目) [チェロ]

 月曜の夜遅く二次出場者がネット上に発表になった。火曜は二次予選一日目、午前は予選一日目からの4人の女性だった。二次まで来ると、どれくらい準備してきたかで、随分差がある。楽器を完璧にコントロールして音楽を語る人、譜面を見てはいるが、楽器に導かれ自然と歌ってしまう人、模範的な気持ちよい演奏も聞けた。
 午後は一次二日目からの男性陣、もう一度聞きたいと思った、外国人三人の男性は残念ながら、不調だったようだ。応援している男子は、いつも全身で音楽を楽しんでいる感じが伝わってくる。美しい響きに観客から声が漏れるほどだった。パガニーニの奇想曲も単なる超絶技巧のみでなく、音楽として聞かせてくれるところが、凄いと思う。彼は全部暗譜だ。
 夜の部の3人は聞き応えがあった。体が小さいのに、最高にエネルギッシュに弾く女性、男性的で、重厚なチェロの響きを聞かせてくれた男性は大きな拍手を受けた。最後の男性は冷静に朗々と歌ってくれた。最後の二人の音を聞き、自分が期待していたチェロの音はこれなんだと欲求が満たされた思いだった。たくさんのカサドの無伴奏を聞いたが、テンポや歌い方など、この二人は安心して聞ける大人っぽい演奏だったように思う。やっぱりチェロは男性の楽器だという私の先生の持論が頭をよぎった。
 一つの疑問は、こんなに素晴らしく弾けるのに、本当に楽譜を置く必要があるのかということ。審査対象になると要綱に書いてあった。これから二次予選二日目に出かけます。(G)
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