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新国立劇場-サロメ [オペラ(国内)]

 新国立で4人目のサロメを見たことになる。2000年プレミエの時には、まず作品のテーマに驚愕した。その後各地でR.シュトラウスの作品を聴いて、初期のオペラであるサロメの音楽は優しく美しいと感じるようになった。
 ヨハナーン役のジョン・ヴェーグナーはワーグナー歌手だけあって、PAを使っているのかと思うほどの声量で、4階席最後列までよく響いていた。2003年私の初リングチクルスのヴォータン役ではなかったかと思う。R.シュトラウスの歌手も声色や表現力が要求され、この作品は出番は短いが良い役だろう。
 楽日で、サロメは声がもう出なくなっていたのか、この日のウシャコワさんにはあまり魅力を感じなった。カーテンコールではノリノリで、きっと歌い切った満足感を素直に表現されているのだろうなあと、微笑ましかった。
 ノボラツスキ氏のときは、劇場内だけはヨーロッパというような、ときめきがあったが、気のせいか、芸術監督が変わって、観客への配慮は増したものの、舞台芸術そのものは、可も不可もなく・・・こんな風に続いていくのだろうか。(G)


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おゆみ

私は11日に行きました!
サロメさんより、母親のヘロディアスの方が若くて(見た目も)ちぐはぐでしたが、それは仕方ないですものね。
私は去年の暮れから3回目のサロメになりましたが、ヴェーグナーさんのヨハナーンは、今まで観た中で一番人間的でした。(悪く言えば俗っぽい感じ?)
いろいろな演出や歌手で見比べる楽しみを覚えてしまい、アブナイです(^^;
by おゆみ (2008-02-14 20:36) 

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