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関西二期会 オペラ『ナクソス島のアリアドネ』 [オペラ(国内)]

 先日飯守先生の講演を聞いてから、ゲーテの図書館でホーフマンスタール全集の演劇編第5巻(シュトラウスのオペラ台本6本が収録されている)を借りて読んでから、メトロポリタン・ノーマン、バトルのLD(!)を引っ張り出して観て、万全の体制で当日臨んだ。中劇場の音響はどうなのだろうか、オケも歌も良く合い、舞台として完成していたとは思うが、R.シュトラウスらしい音楽の勢いや、転調の心地よさが感じられなかった。36人のオーケストラ用に書かれたにせよ、音が生きていると感じる瞬間があって良いのではないだろうか。

 ツェルヴィネッタ役の日紫さんは健闘していたと思う。でも高音域はやはり音は取れても絶叫として聞えてしまい限界を感じる。残念だったのは執事長役の関西二期会理事長先生。重要な役どころで、歌は無いが演技力も必要で、難しいのだろうと思うが、もう少し上手にドイツ語を話してもらえたら、全体の雰囲気がぐっと盛り上がったのではないかと思う。チューリッヒ歌劇場では、経費節減も兼ねて、インテンダントがこの役をやっており、好評だそうだ。(G)


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