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荒井絵梨 澤田和音 デュオリサイタル [コンサート]

 ヴァイオリンとピアノのプライヴェートな演奏会だった。場所は錦糸町のトリフォニーの小ホール、荒井さんは緊張していたのか、前半古典もの2曲は、良く弾けてはいるが精彩を欠いていた。
 後半、ピアノ独奏に触発されたのか、ロマン派的なものが性に合っているのか、最後2曲は格段に良くなった。チャイコフスキーは譜めくりの都合からか、弾き直すという場面があったが、最後のラヴェルは素晴らしく、暗譜で弾いた。一晩の演奏会で、顔つきも弾き方もまるで、別人のように変貌し、う~ん、やはり演奏家はすごいものだとうならされた。
 ドレスの大きな花飾りが、胸元、腰、どこに付けても、邪魔になっていたようで、とても気になった。(G)

ベートーベン/スプリングソナタ
ストラヴィンスキー/イタリア組曲
ショパン/バラード第4番
チャイコフスキー/なつかしい土地の思い出
ラヴェル/ツィガーヌ


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