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ハンブルク州立歌劇場-影の無い女 [オペラ(海外)]

 18日がプレミエA、21日がプレミエB、なぜプレミエが2日あるのか分からないが、21日にハンブルクで影のない女「Die Frau ohne Schatten」を見てきた。演出はtokyo ringのキース・ウォーナー、指揮はシモーネ・ヤング。
 澄んだ音色、力強いがねちこくない、突き抜けるような勢いがあるフレッシュな躍動感、こんなに華麗な音楽だったかなと印象が変わった。
 ドレスデンの重厚で泥臭い音とは全く違い、この軽さもまたいいと思う。チェレスタの音やチェロのSoliのところなど、静かな場面がとても美しかった。
 R・シュトラウスのこの曲は、大地が割れるような巨大な金管の音が命かと思っていたが、それだけではない、東京で、ダナエの愛を初めて見たとき、やはりチェレスタの黄金の雨がとても綺麗で印象深かった。ヤングもその類の、綺麗な方のメロディーをたっぷり楽しませてくれる。こんなに、細かく聴こえたのは初めてだった。
 BarakはDaniel Sumegi(東京にも来ているようだ)、バラクの妻はGabriele Schnaut、KaiserはStuart Skelton、Kaiserinは Emily Magee(この人も東京に来ていて、相当活躍中の人みたいだが、知らなかった。すごく若い感じ)シュナウトもマギーも素晴らしかった。シュナウトは数年前ベルリン・ティーレマンで同役を見たが、相変わらずの迫力だ。
 舞台は最初から背景に日本の障子が使われ、最後の場面は何故か赤い太鼓橋が出現し、会場から笑いが起こった。2幕までは普通だったが、3幕初めの地下の場面ハンブルクの地下鉄が登場し、会場内がどよめいた。
 全体的には悪くないと思う。いつもハンブルクのオペラは勉強になる。以前からドイツ語字幕が出るし、演奏が丁寧でよく聞こえる。次によそで同じ演目を見るときにとても役に立つのだ。

 ハンブルク中央駅構内のすし屋に直行し、いつものうなぎまきをテイクアウトした。初め、かにごぼうまきが出てきて違うと言ったら、作り直してくれた。店員がメニューを理解していなかった。裏巻きなので、5.3ユーロ、小さいけれど、ご飯が温かくて美味しかった。(G)


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