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寮での生活とフランス語授業 [フランス語]

 学校の寮は、隣接した建物の最上階6階にあり、とても眺めがよい。エッフェル塔も見える。夜は光輝いている。6部屋しかなく、けっこう静かだ。全員スイス人、二十歳の男性が一人今週から引っ越してきた。
 トイレは共同で一つ、部屋には小さなシャワー、冷蔵庫、電気コンロ2口、小さな流し台、それにSAMSUNGの電子レンジがついている。これは感激だ。食器もある。一人になりたいという欲求がやっと満たされた。ベルリンでも週末はよそに行きたくなる。ホテルでゆっくりしたいという気持ちと同じだ。さほど清潔とはいえないが、全部備わっている。手で洗濯もできる。マダムの家では週一回の洗濯機使用以外は洗濯禁止だった。
 マダムは寮なんて騒がしいし、話し相手も居なくてどうするんだとしきりに言われたが、まず静かなことが、一番の安らぎだ。

 3週目に入ったが、金曜の引越し以来、頭痛が止まらず、難儀していた。自分の意志をフランス語ではっきり言えるようになるまで、2週間もかかってしまったのだ。学校での交渉と、荷物を運ぶために下宿を2往復し、エネルギーが尽きてしまった。でもようやく、月曜の晩、就寝前のマッサージ効果か、8時間ぐっすり眠ることができ、一気に元気が回復した。新たな出発だ。
 授業は一週間カリキュラムが決まっている。午前は3時間、月曜は、話す表現練習、特定のテーマの語彙、火曜は書く表現練習、ディクテイション、水曜は文法と習った語彙を使う練習、木曜は読解と話す練習。金曜は文法と一週間のまとめテストだ。
 主に日常生活の語彙を習う。前週は細かな、家庭内の生活、今週は身に付けるものの名前、使う動詞、形容詞など。
 読解が私にとっては難しい。火事の時の行動規範について病院内の掲示、自然動物園での禁止事項の掲示、暖房器具の取説は、全く見たことが無かったので、難かしかった。
 先生達はとても熱心で、毎日夕方会議を開いている。
 昨日はレーゲンスブルクのご主人からスカイプが入り、学校に引っ越したことを話した。私にとっては、スイス人の友達とドイツ語を話しながら、フランス語を習う環境に変更したのは良かったと思う。寮はドイツ語世界だ。瞬時に切り替え、一つの文の中でお互いが混じらないように、これからは注意しよう。(G)
↓寮からの眺め、左手にエッフェル塔


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あがるま

良ささうな学校ですが、どうですか?
私もこの春先に一箇月ほどパリのアリアンス・フランセーズ(ラリアンスでなくてはいけないさうですが)に行きました。

全く初歩のクラスですが、(例へばゲーテに較べて)何だか先生が頼りないやうに思はれ、80時間で単純未来までで、接続法まで行つたイタリア語より授業の進捗も遅いやうです。

発音を直さないと、教師の私は何とか解るけれど、一般のフランス人にはわからない、でも発音は別のクラスがあるからそのコースを取りなさいと云はれ困りました。何だか好い加減ですね。

スイスのドイツ語は全く理解できません、がフランス語やイタリア語も大分違ふのでせうか?
スイスではヌーシャテルが正統なフランス語で有名ださうですが。

レーゲンスブルクにお住まひですか。一度行つたことがありますよ。
大聖堂の中には入りませんでしたが、トゥルン・ウント・タクシス家の大邸宅が気になりました。今も誰か住んでゐるのでせうか?
あとは郊外のワルハラですが、イザール河畔のアテネになると云ふ、ギリシア国王になつた、ウィッテルスバッハ家の意気込みが感じられますね。
バイエルン州は今でも教育程度が一番高いさうで!
by あがるま (2007-05-20 04:02) 

Ginger

あがるまさん、コメントどうも有り難うございます。残念ながら、私は日本に住んでおり、せっかくのご質問にお答えできるほどの知識がありません。私の友人もアリアンス・フランセーズに通っており、先生がずっと同じであることに、少し不安を抱いていました。エコール・スイスは、4人の先生が授業ごとに交代するので良かったと思います。発音については、西洋人であってもやはり母国語に影響されますよね。東京でしたらクラス・ド・フランセという発音を重点的に教える学校があります。
by Ginger (2007-05-22 08:38) 

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