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バイロイト「ラインの黄金」+ザルツブルク「フィガロの結婚」の生中継 [映像・放送]

 インターネットで海外のラジオ放送が聞けるようになり、目下バイロイト音楽祭と、ザルツブルグ音楽祭を家で楽しんでいる。幸せだ。今も早朝からアーノンクールの「フィガロの結婚」の生中継を聴きながら書いている。とても美しい。ちょうど、ZDFでステージ映像も流れ、臨場感たっぷりだ。知り合いの達人が現地から誰より早く情報を送ってくれてありがたい。ネトレプコがオーストリアの国籍を取得できたと、昨日ネット上で見たが、彼女はかわいくて、声が透明で、インタヴューも気取らず、素敵な人なのだろうと想像している。
 朝3:30までは、ティーレマンの新演出「ラインの黄金」を聴いていた。こちらは音質が今ひとつだったが、音楽の盛り上がりは期待通りだった。彼のリングを聴くのは初めてだが、歌の部分は歌につけ、オケだけの聞かせどころは勿論、歌の合いの手ほどの間であっても、常に音楽がうねり、盛り上がっていく。歌手はさすがに皆すばらしく語っていた。人の好みだが、去年エッセンで聴いた、若いフリッカ役のBreedtのストレートな声が新鮮だった。エルダ役の藤村さんは、気のせいか、少し緊張しているようだった。どんな舞台だったのか、コメントや映像を見るのが楽しみだ。
 これまで、音楽に失望するリングチクルスばかり見てきたが、今回ティーレマンで聴けるのかと思うと血が騒ぐ。初めて、序夜「ラインの黄金」の、長大な物語へいざなう、音楽と言葉の魔力を体感した。フィガロの後、音質のよいラインゴルトの再放送を途中からまた聴いてしまった。(G)


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