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Bierbrauerfest Badstaffelstern [ビール]

 Badstaffensteinには昨年の夏バイロイト音楽祭の合間にハイキングに来て、岩山へ登った。Badは温泉なので、また来ようと連れ合いが言っていたが、この町でビール祭りがある事を見つけ、やって来た。ここは温泉保養地なので、ホテルは、一年前に次の年の予約をして帰ることが多く、既に一杯だったので諦めて、貸住居に2泊した。Ferienwohnung と書かれた看板あちこちで見られた。今まで泊まったことのある貸し部屋の中では最上級の、内装もしっかりした多分コロナ禍に整備された新しい住まいで、一階は賃貸されており、オーナーとはメールか電話で連絡を取り、入口の暗証番号で入館する非接触型の貸家だった。
 ビール祭り会場は市庁舎前広場、10~22時、1日限りだ。コロナ禍で中断していたが、今年は近郊から11の小さな醸造所が集まり、全て初めて参加する醸造所とのこと。市長の開幕挨拶では、醸造所と、ボランティアの祭り実行委員の協力、そして集まる市民たち、皆の協力があって初めて実現する祭りだと。さぞや、苦労したのだろと、若い市長の感謝の言葉が胸に響いた。ブラスバンドも午前と夜と二団体が入った。
 驚いたのは、開幕後各社が舞台上に自社樽を並べ、開栓するとお客さんが空のジョッキを手に集まって来る。同じテーブルの人に聞いたら無料というので、連れ合いも並んだ。すぐに空になると思いきや、意外と残っており、私達も、何と計4杯もご馳走になった。
 13時でブラバンの演奏が終わったので、一旦退散したが、席を移動しながら出会った方々の話で、8/15マリア被昇天祭の休日はカソリックだけの祝日で、その方は、勤務地がバイロイトでエヴァンゲリッシュなので、休暇をとって来ており、友人たちは働いていると。朝からマイジョッキを持参し、ジュースを飲んでいる年配ご婦人方に合流してきた男性はなんと99歳とのこと。お隣のご婦人に国籍を聞かれた。
 一旦休んで、夜19時頃行ってみると、屋外なのに、物凄い喧しさで、居酒屋状態だった。若い人や家族連れが多く、おしゃべりに夢中で、ブラスバンドの音が聞こえない。立ち席を見つけて、連れ合いがビールを買いに行っている間に、酔っ払った若い女性が傾れ込んできて、隣のご婦人が肘を広げてて、場所を確保するのよと教えてくれた。余りの勢いに困惑していると、連れ合いが戻った時、この人達は前から居たのよと、隣のご婦人が酔っ払いを追い払ってくれた。
 酔っ払いの数に圧倒されて、再び退散、22時閉幕なので、最後20:30過ぎに行くと大分空いており、大人の時間となっていた。日が長いので、21時でようやく電灯が灯り、ブラスバンドも良く聞こえるようになった。
 連れ合いが、もう飲めないと言い出した21:30頃、突然私達のテーブルにジョッキをもって突進してきた男性に、どこから来たのか聞かれた。オーストラリアに住んでおり、ご子息が日本に交換留学に行っていて、宮崎駿のファンだという。なぜ、こんな小さな町のビール祭りに来たのか聞かれ、段々と話が進むと、その紳士はここで生まれ、両親がいるし、オーストラリアでは、ドイツの様に美味しいビールが飲めないので、いつもこの時期にお里帰りすると。ワーグナー協会だと言うと、日本人の協会員に初めて会ったと、隣のテーブルのご両親に大声で報告するので、笑顔のご両親に、遠くからご挨拶した。
 連れ合いがドイツビール好きで、来年も来たいと言うと、こういうビール祭りは沢山あり、周囲5キロ以内でも、毎週何処かでやっており、最低2〜3日から1週間開催されると、週末の近隣のイベントを教えてくれた。次回は別の市町村のビール祭りを回りたいと、連れ合い。
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