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日本ワーグナー協会第421回 例会「お話と演奏」 [講演会]

 例会の司会者が変わり、イベント会場のような和やかな雰囲気の中、ゲストお二方の裏話と演奏を楽しませて頂いた。会場が森下文化センターで、ここは良くアマオケの練習で通っている場所で、自分としては馴染みがあるが、一般の方は駅からgooglemap片手に来られたようだ。建物中にある田河水泡ののらくろ館がニリューアルされていた。この道沿いの商店街はのらくロードと名がついており、コロナ前は、週末に歩行者天国にしてよくお祭りをやっていた。レトロな小売店がまだあり、これ以上は寂れないで欲しい雰囲気ある場所だ。
 大沼さんも城谷さんも普段からSNSなどで情報発信されているが、オフレコの話題もあった。
 コロナ禍による異例の舞台、マスクして歌う弊害の他、大沼さんの留学中のエピソード、城谷さんのコレペティの苦労話は限りなく、世界中からアーティストが集まる初台のオペラの現場が如何に大変か、一端を知ることができた。
 他に初めて認知したのは、お二方とも飯守先生の信奉者だったことだ。飯守先生の引き立てがあったのだと思うが、先生の口真似をしながら、そのお人柄を語って下さった。直接ご指導を受けた人にしか分からない強烈な魅力があるのだと思う。客席で音楽を聴くだけでは分からない。
 城谷さんは、飯守先生から学んだことを、後世に伝えたいと仰った。
 会場の「多目的ホール」には舞台とピアノはあるが、反響板のようなものは無く、単なる集会室で残響が無いため、残念ながら歌もピアノも十分な音楽表現が出来なかった。
お話/演奏: 大沼徹(バリトン)、城谷正博(ピアノ)
演奏曲目:『タンホイザー』より 第2幕第4場 ヴォルフラム『Blick’ich umher in diesem edlen Kreise』(かくも貴き集いを見渡せば)、『夕星の歌』ほか
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