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Berliner Ensemble 三文オペラ [演劇]

 ベルリン⇔ライプツィッヒ往復は3回目。9ユーロ市内交通チケットも、今日から七月だ。
 バリー・コスキー新演出のBerliner Ensembleの三文オペラは、年末にニューヨークタイムズで賞を取っており、私も12月にチケットを買っていたのだが、こちらもキャンセルしたというか、名義書換えが可能だったので、ベルリンの友人にあげた。そして彼女ももう一度見たいというので、今期最終公演のチケットを買た。
 年末公演とは少し変化していて、冒頭の場面で、ベッキーメッサーが、観客席の多分(俳優仲間)か知り合いか)何にかを指名をし、歌わせたり、質問したりした。オーケストラメンバーは指揮者を入れて7人、指揮者は、ピアノ、チェンバロを弾き振りし、役者がピット内のメンバーと話す場面がたくさんあり、劇場の一体感が楽しい。
 結婚したのに、家具が無いとポニーが嘆く場面では、こんな素敵なオケを用意したじゃないかと、ベッキーメッサーが応え、オケメンバーが立ち上がり、改めてて、会場の拍手を受ける。その後も、度々会場に拍手を促すことがあった。
 今回のベッキーメッサーは、10年前に見た歌舞伎俳優のような色男では無く、ダメ男だが憎めないダサい奴という感じだった。ストーリーは知っている前提の心理劇というか、感情表現の芝居で、俳優たちの動きの端々にまで、バイロイトのマイスタージンガー同様、人間らしさが感じられた。
 一つ、確信はないのだが、ベッキーメッサーが逮捕される場面の警察車輌のサイレンは、人の声の大合唱だったのではないかと思う。唯の録音で、あんなに長時間サイレンを鳴らすだろうか。人が声を発する時の体力の限界まで、大勢でサイレンを奏でたのだったら最高だ。
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