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ドレスデンシュターツカペレ ゾル・ガベッタ(Sol Gabetta) [コンサート]

 フランクフルト6時発のLHで、7時にドレスデンに着いた。ドレスデン空港からは、今話題のドイツ全土1ヵ月9ユーロの市内交通チケット(9-euro-ticket)を早速利用した。車内で検札があった。空港駅なので券売機の前で買い方も教えてくれる。私は既に日本でインターネットで買って行った。
https://www.bahn.de/angebot/regio/9-euro-ticket
 ホテルは中央駅裏のHotel Kipping、駅近で便利だが、ドレスデン大空襲で焼け残った数少ない建物だそうだ。
 到着が、ちょうど料理人の休憩時間だったようで、午前中なのに部屋にチェックインできた。経営者が変わったそうだが、変わらず親切だ。ビジネス用の社員証など提示すると、宿泊時の市民税が掛からない。市民税も値上がりし、最低2ユーロ、ここは少し上等な宿なので、1ユーロの追加だった。
 現在日本から国際小荷物が発送できないこともあり、とにかく荷物が重いので、お土産を相手に郵送するのが、最初の案件だったが、ネットで郵便局の場所が上手く見つからなかった。町中の小さなPOSTは合理化され各都市の本局以外の店舗はどんどん閉鎖している。まず、ホテルで調べてくれた場所には、無かった。探しながら駅前の商店街に来ると、ちょうどDHLのトラックが止まっており、お兄さんが作業していた。そこで、聞いてみると、そこはもう無いと。肩に担いだ荷物を見て、自分が預かるからこちらへよこせという。しかし、伝票をまだ書いていないので、他のPostを教えて欲しいというと、また、地図に印を付けてくれた。さて、そこにもPostは無かった。そして、名前からして、絶対あるだろう、Postplatzまで歩き。無事発送できた。ドイツ国内、二つの荷物は翌日無事届いたそうだ。
 今回ガベッタのチェロを一度聞いてみたかったので、無理して13日に出国した。彼女は細身で筋肉質だが、指は細いのに、全身がバネのようにしなやかだ。かなりダイナミックな弾き方で、全身を使って筋肉痛なのか、背中の開いた服を着ていたが脇のほうにテーピングが見えた。
 まさかゼンパー・オーパーでチャイコフスキーの悲愴を聞くと思わなかった。チョン・ミョンフンはまだ70才になっていないはずだが、少し猫背で随分年取った感じだ。彼は感情を表現する指揮者だと思う。大まかに振るので結構ずれたりするけれど、最後に残った感情は悲愴感そのものだった。途中何度も美しいメロディーが現れるが、まるで願いのように聞こえる。こんな日が来ればいいなぁと言う今の悲惨な現状を訴えているような感じだった。
 客席がまばらだったのは、敢えて空席を作って距離を取っているからで、二人連れは、二人おきに座っていた。私の左右3席空席だった
 ネットでのチケット購入は、Best Platz お任せで座席が当てがわれる。同じプログラムを3回演奏しているのもその為だろう。この日最終公演がこれで完売だったとは驚いた。ドレスデンは、コロナが酷かった地区なので、念が入っているのかもしれない。コロナ前のように、大型バスで乗りつける団体客は見当たらなかった
 暑かったせいもあり街中ではほとんどマスクをしていない。劇場でも一切チェックは無かった。消毒液が置いてあっただけだ。私は一応FFP2ドイツ公認マスクを5枚入り4.9ユーロでdmで買った。

Myung-Whun Chung DIRIGENT
Sol Gabetta VIOLONCELLO
Robert Schumann
Violoncellokonzert a-Moll op. 129
Pjotr I. Tschaikowsky
Symphonie Nr. 6 h-Moll op. 74 »Pathétique«

20時開演、終演22時でも、僅かに明るかった。ドイツの6月。
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FBより
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