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2022年2月 新潟南魚沼 大沢山温泉 大沢館 [旅行]

 翌朝バスで越後湯沢駅に戻ると、上越線長岡行は止まっており、12:15越後湯沢始発の電車だけ動くとのこと。まず、ぽんしゅ館の酒風呂温泉で体を温めた。
 二駅先の大沢まで電車で行き、大沢館の人に迎えに来てもらうことになっていたのだが、電話で状況を説明しても、館の人が上越線の状況を把握しておらず、来るのが早すぎるので次の電車にしてくれと言う。次の電車は走るかどうかわからないと言い、何度も電話のやり取りをして、結局電車の出発も30分遅れると電話すると、降りる寸前に電話をくれと言われた。そして一つ前の石打駅で車内から電話した。
 大沢駅が無人駅なのは知っていたが、反対ホームの出口側へ屋根付歩道橋を越えた後、突如、行く手が完全に雪に埋もれ、どこを歩いたら良いか全くわからなくなり、一緒に下車した地元の方が先に歩いて行ってくれなければ出口にたどりつけないほどの、まさかの雪の坂道をずぶずぶと下った。切符回収箱に一応切符を入れると、ちょうど、迎えの車が見え、はっぴを着て、竹製の丸い編み笠をかぶったお爺さんが、運転席にいた。電話で話が通じず難儀な相手だと思ったが、顔を見れば普通の人、ひどい雪の中ようこそと言ってくれた。雪よけに、雪国では笠をかぶるのだなぁと思った。電話では入館を渋られていたが、着くとすぐに部屋に通してくれて、寒くて縮こまった体をまず温泉で温めたら良いと言ってくれて、大変助かった。そして、田舎ものは口が悪くて・・・と。この大旦那さんが宿を仕切っているようで、若い人に邪魔者扱いされてると言いながら、実は若い人に気を遣われているようで、昔懐かしい、眼鏡の上からギロっと視線を送ってくる、痩せたお爺さんだった。
 宿には連泊している二人連れと、当家と二組だけだった。ここは夏向きの宿とでも言おうか、内風呂の脱衣所にもドアが無く、離れた場所の露天風呂も暖簾があるだけ。
 まず内風呂で暖まり、その勢いで渡り廊下を歩いて露天風呂に向かわないと寒くていられない。お湯の様子を聞きに、連れ合いのいた男性風呂のところには大旦那さんが来てくれたそうだ。
 この宿は北野武の「HANABI」で浴場場面が使われたとのこと。お風呂の構造も、見える景色もすばらしい。ここも日本秘湯を守る会の宿。
 夕食時、「振る舞い酒です」と若い女性が八海山大吟醸を注いでくれた。売店らしき一角には沢山の日本酒が並んでいる。
 玄関入り口には、大甕の中にりんごとみかんがが浮かんでいて、玄関脇の囲炉裏のある部屋ではお餅を焼いて自由に食べることができる。露天風呂に通じる渡り廊下には冷凍庫が置かれアイスも食べ放題。風呂あがりには、温かいドクダミ茶が用意されている。部屋の廊下の共同冷蔵庫も自由に使え、朝には帳場横にコーヒーメーカーが用意されていた。色々出していただいても、こちらには温泉が一番、湯上りのアイスと、朝のコーヒーを頂いた。
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到着時露天風呂
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翌朝までに積もった雪
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2階部屋の窓から見える階下の温泉
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