SSブログ

NHK交響楽団第1953回 定期公演 (2/16) サントリーホール [コンサート]

 昨日3回目のワクチン接種を終え、今朝から38度の熱が出た。夕方になっても下がらず、念のため接種証明書を持参したが、最寄り駅に着いても、熱がまだ下がっていない自覚があった。果たして入れて貰えるか心配だったが、カラヤン広場に着いたとき、ちょうど開場前の外のオルガンが鳴り出し、待つ間かなりの強風に吹かれ、体がすっかり冷えて、無事サーマルカメラのチェックを通過出来た。
 休憩時間に、検温の様子が気になり覗いてみると、コロナ第一波の後真っ先に検温のカメラを導入した時のままなのか、屋内でペットを監視するくらい小さなカメラだった。導入当時は、まだ他のホールでは入り口で一人ひとり検温していた時期、サントリーは検温しないのか聞いたら、カメラでチェックしていると返答されたことがある。勝手に検温して失礼しますというような目立たない配慮が、まだあった時期のものなのかなと想像した。実際小さいモニター画面に出て来る体温は20度台後半という人が何人もいて、外気に接する入り口ならではの体温なのかもしれない。サントリーの公演で助かったが、果たしてこれでチェックになっているのか?
 この公演は、パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)、ヒラリー・ハーン(ヴァイオリン)が来日できず、プログラムを変えずに、指揮:尾高忠明、ヴァイオリン:金川真弓に引き継がれたものだ。客席は半分ほどは埋まっており、やはり作品を聴きたいという人は多いのだ。コンマス白井圭さんのリードで、極限まで駆け上がるような、勢いある演奏になった気がする。
 ピーター・グライムズは10年近く前の新国立劇場のオペラ公演を一度見ただけだ。独立して聴いても海がうねるような迫力ある間奏曲は素晴らしかった。 4つの海の間奏曲は1月にシティフィルでも演奏されている。
 バーバーも若い金川さんのエネルギーが素晴らしく、弾き切っても美しい音色に驚かされた。彼女はドイツ生まれとのこと。ドイツで貸与されたグァルネリを弾いている。素晴らしい。
 エニグマ変奏曲を全曲聴くのも久しぶりで、かつてアマオケで練習したことがあり、難しかったことを思い出した。白井さんが導くN響は素晴らしいと思う。コンマスのパワーに食らいついていく演奏は、聴く側をも熱くする。久しぶりに生で聴いたN響の印象はとても好ましかった。
ブリテン/歌劇「ピーター・グライムズ」- 4つの海の間奏曲 作品33a
バーバー/ヴァイオリン協奏曲 作品14
エルガー/変奏曲「謎」作品36
コンチェルト後のアンコール曲:アメリカ民謡:深い河(ヴァイオリン)
指揮:尾高忠明※ヴァイオリン:金川真弓※
※パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)、ヒラリー・ハーン(ヴァイオリン)から変更
1D62C8CB-9FDD-4074-9BD5-1F15736CD978.jpeg
9929A971-A332-4E5F-AB32-0F04F1B684E9.jpeg
6AFA4339-A160-4B2D-A843-26A8E7012123.jpeg
E79A3A1F-C437-44B1-92C9-4DA141EC0FA8.jpeg
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。