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群馬東国文化 [美術・博物館]

 高崎「群馬の森」という26haある公園内に、県立近代美術館と県立博物館がある。後で調べたら、ここ一帯は、かつて陸軍の火薬工場があった場所とのこと。そんなこととは露知らず、今年初めての森林浴気分を味わった。しかし森の中であっても、ここは公園、ウォーキングする人も当然マスク着用だ。一年前は周囲に人がいなければ皆マスクを外していたが、今は、入園時のお願いとして、マスク着用となっている。というわけで、森の中に差し込む光を浴びながら、新鮮な空気を吸うことはままならい。
 県立博物館入館は予約制で、2020年9月国宝に指定された、綿貫観音山古墳の出土品を見学した。立派な国宝展示室があるが、コロナのためあまり人も来れずもったいない。
 古墳時代から奈良時代にかけて関東地方で栄た文化を東国文化といい、群馬県内に13,000基を超える古墳があり、綿貫観音山古墳(6世紀の97mの前方後円墳)は、1967~8年に未盗掘、ほぼ埋葬当時の状態の横穴式石室から豪華な副葬品が発見された。岩の崩落で入口が塞がれたことが、盗掘をまぬかれた要因だろうとのこと。石室前に並んでいる埴輪は復元されると、かなり大きい。金属製の帯、馬具など、輝いているのが何とも不思議だ。コロナ禍以前は石室に入ることができたそうだ。石室全長約12.5m、玄室(棺を置く場所)長さ約8.2m、幅3.8m、高さ2.3mとかなり大きい。
 もう一つ、榛名山麓にある保渡田古墳群の八幡塚古墳(5~6世紀102m前方後円墳)からは、様々な埴輪が出土されており、現在古墳の周りには、調査に基づく配列で埴輪が並べられている。
 埼玉県にも、家の近所にも小さな古墳はたくさんあるが、群馬県にこんなに立派な古墳があり、東国文化の中心であったとは、勉強になった。是非古墳を訪ねてみたい。
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