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イザイ音楽祭ジャパン2018 [コンサート]

  イザイ生誕160年と言われても、イザイのことは良く知らず、ベルギー繋がりのチェロの岡本さんが出演するので、チケットを買った。日本イザイ協会主催のなかなか興味深いコンサートだが、チケット発売当初、イヴェントの全体像がつかめず、当日も開演が遅れるなど?マークの会場運営だったが、それとは無関係に、演奏もイザイの音楽も素晴らしかた。
 イザイは名ヴァイオリニスト。身長は2m近かったとのこと。そして作曲家、指揮者、教育者でもあり、ヴィルティオーゾと言われる。
 今回の音楽監督は、パリ国立音楽院、ブリュッセル王立音楽院の教授、イザイの弟子に師事したPhilippe Graffin という大柄のヴァイオリニスト。氏のテクニックと雄大なヴァイオリンの音色に感動し、何とはなしにイザイの姿と重なる。四隅がくしゃくしゃになった楽譜を、屈託なく床に落としながら演奏し、右足を鳴らしながら、身体の動きも自由奔放、お人柄に思いをめぐらし、微笑んでしまう。
 プログラム2曲目の冬の歌は日本初演ではなかったと訂正のアナウンスがあった。個人的にはイザイは無伴奏ソナタしか知らなかったが、まだまだ、日本で演奏されていない作品があり、グラファン氏が演奏した、半年ほど前に見つかった無伴奏ソナタ遺作は、6番の原曲だったらしい。没になったものを拾ってきて演奏するのは、作曲家本人にとっては、どんな気分だろうかと思う。静かに流れていくタイプの曲も、超絶技巧を見せつけるような大胆な音楽も、聞いていて全くストレスを感じさせず、根底に優しさを感じる。グラフィン氏は、まだ演奏されていないイザイ作品を日本に紹介したいという使命感をお持ちのようで、次の機会も是非作っていただきたい。
 休憩時間に、ベルギービールVEDETTのエクストラホワイトが振舞われた。外国人(ベルギー人?)も多く、林元文科大臣もおられた。
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自由席 なので、ロビーに長蛇の列
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3テーブル一杯に提供されたVEDETT
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