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ドレスデン国立歌劇場ーティーレマン・ヴァルキューレ [オペラ(海外)]

 チクルス2日目、ティーレマンは絶好調、オケは素晴らしい。歌手まずジークリンデ役パンクラトヴァが圧倒的な声で、演技も含め素晴らしかった。バイロイトや、昨年のバイエルンの日本公演でも実力を発揮している。ヴォータン役の若いロシア人も堂々として、昨日に引き続き良印象、拍手も大きかった。
 一方ジークムントのザイフェルトは、言い訳無しに出てきたことに違和感があるほど、不調に思えた。目立つところのみ、頑張るが、はじめから声がかすれていた。でも、ジークムントを歌っているというだけで、拍手は一番多く、不動の人気だ。ブリュンヒルデのラング、フンディングのツェッペンフェルトも精彩が無く 感じられるほど、パンクラトヴァが素晴らしかった。ツェッペンフェルトは痩せてしまって、外見は老人のようだった。ラングもツェッペンフェルトもお疲れぎみの印象を受けた。
 いずれにせよ歌手は名のある一流歌手ぞろいで良くここまで集めたものだ。ジークフリートまで暫く間があくが、期待は高まる。
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